早朝異動で展示会へ
来週の動画撮影の現場が東京ということもあり、今週から車異動することにした。
ちょうど金曜日には、東京ビッグサイトでマーケッティングの展示会もあったので、木曜日の夜か金曜日の早朝に出発しようと決めていた。
同じ日に、大田区でも精密加工の展示会が開催されていると知って、そちらにも行くことにしたのだが、結果的にはこのサブ的な展示会の方が良い話が色々とできた。
まず、大田区の展示会へ行く表向きの目的としては、開業初日にオンラインで打ち合わせをしたメーカーの設計者が「国内で試作製作をしてくれるところを探している」というコメントをもらっていたので、その業者探しということにした。
「今はベトナム子会社一辺倒の試作製作であるため、設計した後の打ち合わせから、現場確認、出荷手続きまで面倒なのに加えて、円安も相まって相談を受けている」という切り口で話を進めると、色々と話が弾んだことが一点。
もう一つが、事業の主たる目的である「自動化」の話で、一品ものになるが対応できるか、という切り口で話を進めることも、有効な話をすることができた。
小規模な展示会には小規模な企業が集まるので、今後は展示会の規模も考えながら参加していくのがいいと感じた。
その出会いの中で、今後も特に関係を築いていこうと思えた出会いを2件挙げておく。
一件が、有名ユーチューバーとの出会いだ。
登録者数2万を超える方なのだが、講演をされていたので、講演後に名刺交換の挨拶を交わせていただいた。
子供向けの加工キットを開発されているとのことだったので、「塾を開校しようとしている。補助金が採択されたらそのキットを購入してもよいか」という話で近づかせていただいた。
将来的には、それ以外にも色々と協業できればとも思うので、早く事業を安定稼働させたいと強く思うようにもなれた。
もう一つの出会いが、精密板金業者だ。
たまたま、とあるブースで自動化の取り組みの話をしていたところ、「うちの洗浄機で困っていることがある」と話しかけてくださる経営者の方がおられて、挨拶をさせていただいたものだ。
洗浄機から、小物の部品が落ちてしまうので、何か対策をしたいのだが、メーカーに相談しても良い返事がもらえないとのことであった。
「普通なら1000万円とか2000万円とかの改造費を取られるところ、うちなら100万とか200万円でやりますよ」
というセリフを加えて、今度現場を見させていただくことを約束して、東京ビッグサイトに向かった。
マーケット展示会
東京ビッグサイトで行われていたマーケッティングの展示会は、一言で言うと、「にぎやかなだけの展示会」という印象であった。
店舗看板、独自ブランドOEM対応企業、小物製作対応、というようなエリアは比較的落ち着いて話を聞けるのだが、ひどいのは最近流行のSaaS関係だ。
- SNS活用のマーケティング企業
- WEB活用のマーケティング企業
- 業務効率化関係のアプリ提供企業
こういった企業は、説明を聞いてもいまいち的を得ていないし、何なら来場者バーコードだけ読んだら後でDM送れるという魂胆から、そもそも説明なんてしていない企業も多く、ブースを通りすぎるだけで「もういいや」と思ってしまうような残念な展示会であった。
しかし、そういったところにお金が集まっていて、騙されているのか、うまく活用できているのか、多くの企業がマーケティングにお金を投資していることだけは、賑わい方からしても簡単に想像することができた。
その中で、一件だけ、「富裕層向けの雑誌」をやられている企業に興味を持った。参画している社団法人のガーデニングデザインの広告にぴったりなのではと思ったからだ。
詳しくは聞けていないが、元々は富裕層に対して地道にDMを送って顧客リストを集めていったということなので、泥臭い形でやってくれそうな企業であるということに興味を持ったのもある。
打ち合わせをしてみても良いと思うので、友人のデザイン会社社長に相談することにした。
見込み客の管理
移動の車中でマーケティングのYouTubeを視聴していたのだが、0⇒1の今だからやれることとして、とにかく出会うことという点はやはり間違ってはいないと再認識した。
ただ、やはり狙いを絞ることも大切なのは誰もが言っていることのようだ。
「何でもやれます」というのは何も刺さらないとうことは十分わかるので、そこは嘘でも尖ったUSPをアピールするようにしようと思う。
一方で、市場を絞るという点については、まだ絞らずに広く当たっていこうと思う。
なぜならな、絞るためには、それなりににぎやかな市場となるため競合も多いということ、絞るほど目立っていない業界に入り込むことが大切だと考えるからだ。
開業時にパートナーリストとして、これまで出会った友人や同僚をリストアップしていたものに、シートを追加して名刺管理ソフトから引っ張ってきたリストも気が付けば立派な見込み顧客リストになってきている。
これを定期的にメンテナンスして、顧客に対してアクションをしていかなくてはならない。
地道な活動が大切であるということも再確認がとれて、今やっている方向性は間違っていないとと自分に言い聞かせることができた。