独立してよかったと思う連休
大手企業で働いていたサラリーマン時代のゴールデンウイークは、完全にオフでありなが連休最終日や、連休明けの仕事のことが頭の片隅から離れずに過ごしていたように感じる。
独立しても、結局は休まる時間はなく、頭の片隅どころか頭のど真ん中に仕事のことがあるにもかかわらず、オンオフの切り替えがうまくいくのは何故なのか?
これをきちんと言語化しておきたいと思う。
結局、長期休みであろうが、土日の休みであろうが、平日の仕事の日であろうが、仕事に対する「しっくり感」は同じで、平日に「やりたい仕事をやりやすいように」できている時には、休日も充実して行動ができている、ということだ。
振り返ってみると、がむしゃらに設計をしていた若手時代や、周りの環境がやりやすかった中堅時代、一年中仕事のことを考えていても苦じゃない時期は何度かあったように思う。
しかも、その時期のプライベートのイベントや家族旅行などは鮮明に覚えていたりする。
では、その「仕事のやりやすさ」というのは何なのかを考えたときに言えるのは、「仕事のやりやすい環境は人である」ということに尽きる。
大手企業に勤めていると、関わる人は、時間も関わり方も含めて圧倒的に社内の人間が多い。
場合によっては、それが取引先や客先の人ということになるのだが、その関わる人を自分でコントロールできない、という状況が独立した場合と雇用されている場合とで大きく異なる点である。
関わる全ての人を能動的に選択できる状態にいる今の状況を考えると、心の底から「独立してよかった」と思えるし、だからこそ出会いを大切に活動を続けようと思う。
売り上げがなくともバランス経営
色々と事業のことを考えているが、今のところは手当たり次第に出会った人から注文をもらえないか、または紹介を受けられないか、というフェーズと捉えて活動している。
初めは着火剤として配膳ロボットを担いで売ろうとしていたが、そんなに簡単でもないし、補助金の販売事業者資格も得られないということが判明したため、少しフェードアウト気味だ。
配膳ロボット一本鎗の方がいいのか、それとも一本鎗で絞っていないから売り上がらないのか、答えはないが、今のところは別の方面でも売り上げが立つように幅広くサービス提供するように考えている。
一つの柱が、やはりこれまで携わってきた「ものづくり」のサポート事業だ。
- あらゆる現場の自動化のサポート提案
- 補助金を絡めたオーダーメイドの製作
- 商品開発・設計開発のサポート
- サービスメンテナンスのサポート
以上が、ものづくり系の事業のサービス内容で、将来的にはこの中から、ブランド戦略や特許戦略にたどり着けるような商品が一つでも二つでも出てくれることをめざす。
二つ目の柱が、店舗向けの物販事業であるが、こちらはまだコンテンツがほとんどなく、配膳ロボットとカッティングシートくらいだ。
三つ目の柱として、教育事業を構想中で、補助金申請もしている。
まったく、売り上げが見込めていない状況において、これだけ幅広くやるのは無能だとも言われるかも知れないが、実験的にやっていく面もあるため、もっとコンテンツは増やして、反応を見ながらサービスや商品を開発していきたいと考えている。
遊びの中でも考える癖
脱サラした中年の独立は、家族を顧みずというスタンスでの成功はストーリーとしてはめざしている方向ではなく、家族との時間を大切にして、家族も幸せになるようなストーリーをめざしている。
なので、ゴールデンウイークの家族イベントにも協力的でなければならない。
今日は、保育園からの友達の家族と合同でバーベキューが催された。
子供の人数は総勢で13名となるのだから、なかなかのコミュニティーである。
「あわよくば見込み客を」という思いはなくはないが、パパさん連中も参加されているので、そのコミュニティーの中で事業展開のことをポップに伝えることにした。
興味を持って話を聞いてくれる人、全く話がかみ合わない人、色々とあるが、相手の反応を見ながら事業の話をするのは、良い練習となる。
その中で、小学校の教師をされている方とも話をしたが、教育現場でも自動化やDXの話は通じる部分があることに改めて気が付かされた。
流石に、公立の学校であれば行政の予算の範囲内となるわけなので、先端の効果があるかどうか不明の自動化よりも、着実に実績のある少し前の技術を応用した何かを提案しなければいけないとも思う。
「お掃除ロボットなんかは、このご時世、学校で取り入れても誰も文句を言わないのではないだろうか」「公立の学校予算が使えないのであれば私立はどうか」など、色々と考えさせられることはあるわけなので、オフをオフと考えずに、常に事業のこと、情報収集は怠らずに活動を続けていきたい。