できる限りの準備
連休明けは朝から食品工場の自動化の話を広げるために現場見学のアポを取っていた。
現場見学に行くだけと考えていたが、何か準備をしておいた方が好印象を持っていただけると考えて、数枚であるがPPTを作ることにした。
前回のオンライン打ち合わせの議事録として、メモをAIにまとめてもらったものをコピペして貼り付けたページが一枚、HPの記事を抜粋して貼り付けをしたページが一枚、それと箇条書きに提案内容を7行記載したページが一枚の合計3枚ほどであるが、時間の許す限りの準備をすることができた。
出発前の時間で作ったこともあり、かなり簡素ではあるが、ないよりはあった方がいいし、「一生懸命御社のことを考えています」というアピールにもなって、受注に繋がればいいと願う。
いずれにしても訪問先の情報は最低限HPから得られることだけでもインプットしておくことが当たり前であるし、話す内容も整理されるので簡単でも資料を作って臨むことは続けようと思う。
工場見学と顧客教育
とにかく大切にしたいと思ったことは、受注よりも信頼を獲得すること、安心感を与えることだ。
車で移動のため、到着時刻を電話でお伝えしたりもして、くどいかも知れないが「丁寧に対応をする姿勢を最初の印象でもってもらう」ことに徹底した。
打ち合わせでは、「普通に業者に依頼をしたら1000万円超えるものを範囲を絞った仕様にして100万円~200万円でやります」という印象を持ってもらうために、スモールな提案をし続けた。
そして、工場を一通り案内していただき、とても親切な工場長でこちらが恐縮してしまうほどであったが、久しぶりにモノづくりの現場に入らせてもらい、時間があっという間に過ぎてしまった。
気が付けば12時半となってしまっていて2時間半も滞在させていただいた。
反省点としては、
- 年度の締め10月末とお聞きしたときに、予算のことまで口走ってしまった
- 食品工場の設備に圧倒されて、「対応できるだろうか」と不安になってしまった
- 設備担当の課長も同席いただいたが、彼の心を開けられなかった
- 次回の提案期日を明確に言えなかった
という点が挙げられるが、最初の提案をする5月末までにメール等でサポートを続ける。
元々話をいただいた専務に直接連絡するかは悩ましいところだ。
他の事業所の工場長もオンラインでは参加いただいていたが、その方々にも今後直接お会いしていかなくてはいけないし、この企業だけで、数百万の売り上げを見込めるように、まずは初回の提案に集中して臨まなくてはならない。
新たな引き合い
訪問した食品工場から車で20分のところに、去年、副業でお世話になっていた合同会社があったので、立ち寄ることにした。
残念ながら担当されていた代表の方は退職されて、引継ぎの方も6月からとのことで、事務の方にしか会うことができなかった。
今後、お付き合いが膨らむことはないだろうと思いながらも、声をかけたことを、当時一緒に活動していた友人の起業家に報告をした。
「代表が代わってしまったことは残念だが、こまめなフットワークは武器になる」といってもらえた。
普通の会社の営業マンであれば、これくらいの立ち寄りは普通であるのだが、世の中、それができない人が多くいるのだろうと思うし、よく知る友人が武器と言ってくれているのだから、強みの一つとして認識しておこうと思う。
そんなやりとりをしていると、その友人の知り合いから、工場のお困りごととして、「軟膏などのアルミチューブの底を封入するための折り曲げ機」を安く作れないか、という問い合わせをもらった。
おそらく、世の中にあるのだろうけれども、そこを何とかものにできないか、調査とアイデア検討を進めたいと思う。