毎日更新 限定  起業日誌

115日目 まだアイデンティティ確率のフェーズ

今日は、日中は1件のオンライン、夕方の内装業者との定例会、夜の交流会と、日中の予定は空いていて、まとまった時間を取れそうだったので、受注を取れそうな2件についての構想設計に時間を費やした。

本業は構想設計、業種は設計事務所

構想設計と言ってしまえば聞こえがいいが、いわゆるコンテンツ作りのための調査や地道な検討を繰り返す作業だ。

機械設計出身ということもあり、ハード面から検討を進めるのだが、お客様のことを考えながらあれやこれやと頭を動かしながらメモ書きをしたりする。

内装業者向けの長尺シート持ち上げ用のアタッチメントを検討するにあたっては、手書きのポンチ絵と簡単なCADの絵、それと試作を作る業者の選定している様子を一枚のPPTにまとめて定例会に臨むことにした。

食品加工業者の自動化については、粉砕工程の無人化に取り組んでいるところに入り込んでいるものの、ご担当の設備課長の頭の中がいまいちピンと来ていない。

打ち合わせ時のコミュニケーション不足が原因であるのだが、先方もとても忙しそうにされていて中々電話もしにくい状況である。

メールで2回やり取りをして質問に回答をしてもらっているが、次の打ち合わせの予定の擦り合わせの回答で止まってしまっている。

ならばと、もう一度、現在の工程から理想の無人化工程へどのように改造するのかの概念図を描いてメールをすることにした。

こちらも構想設計と言えば構想設計で、得意としている部分であるのだからしっかりと自信を持って対応をしている一方で、「他社や専門メーカーの方が良い構想ができるのではないか」と不安になる気持ちが交錯する。

「本業は構想設計である」ということを今さらながらに気が付いたところだ。

開業するにあたって、あまりにも独自性を出そうとしてしまったために、何屋さんか分からない状態であったが、一般的に分かりやすく受け入れられる業種で、なおかつ得意としているのだから「設計事務所」これがすっきりする答えなのではないか。

交流会で思うこと

夜は割と人が多く集まる交流会に参加した。

この3ヵ月間の活動で知り合った顔見知りの方が10名くらいはいたのだが、それでも100名近い参加者がいたので新たな出会いも生まれた。

  1. WEBデザイン、SNSマーケティング、この辺りの個人事業主
  2. 生命保険の営業マン
  3. 不動産や建築関係
  4. 美容関係の個人事業主

何となく、似たようなことを考えて交流会に来ている人が多い気がしている。

また、規模としてもBtoCをスモールスタートしている人の集まりなので、事業内容がバッティングしまくることも多い。

こちらが求めている「従業員が10人程度の小規模事業者の社長」と会う確率は10人に一人もいないような気がしている。

そのような社長に会うためには、商工会やセミナーの交流会、展示会や技術系イベント、に行った方が出会える確率は高く、これまで封印してきた訪問営業をした方が良い出会いができるのかも知れない、そう思うようになってきている。

一方で、今、巷で流行ってきている交流会や店舗イベントに、定期定期に参加することによって、流行や動いている市場の現場感が味わえるので、続けようとは考えている。

例えば、今日お会いした人の中に、オンラインパーソナルトレーナーの方がおられて、聞いてみるとフランチャイズ制のトレーナーとのことであった。

お客様とは直接会うことはなく、週に2回のレッスンと食事やトレーニングのレクチャーをオンラインで実施するというビジネスモデルで、月額5万円だそうだ。

オンラインのビジネスはこれからの伸びるであろうし、設計を絡めたオンラインの何かを今後展開していくのはアリだと感じた。

受注をもらうための駆け引き

夕方の内装業者との打ち合わせが先方の社長の都合でドタキャンとなった。

今日は、「注文をもらえないと、これ以上活動を続けることは難しい」ということを伝えて、受注に向けて脅迫する戦略に出るつもりで動いていた案件だ。

社長の思いとしては、合同会社を設立することさえ提案してきているくらい、一緒にやりたいということなのだろうけれども、こちらに何もメリットがないためお断りをしている状況に加えて、中々お金を出そうとしてくれないのだから、次の手を打つしかないという考えに至っている。

駆け引きとしては、いったん引くという戦略であるが、最悪これで話が流れてしまったとしても悔いはないし、簡単に流れてしまうようにならないくらい、相手に寄り添って営業をしてきたつもりである。

次の打ち合わせの対面する時を突き放すタイミングとするか、その前に口頭やメールでの連絡にするかはもう少しシミュレーションして決定する。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立