毎日更新 限定  起業日誌

119日目 足元を見つめながら将来も見る

日曜日は家のことをやらなくてはいけないため、限られた時間の中で、今後の事業活動についての方向性を考えるようにしている。

スタートアップ向けのサービスはあり?

金曜日のVCイベントで挨拶させていただいた方が、あるスタートアップの社外取締役をされているとのことなのだが、試作の装置ができてこれから改良を重ねるにあたって、ハードウエアに詳しい人材が社内にいないという困りごとを持っていらっしゃるようであった。

こちらから話題にするわけでもなく、ただ事項紹介をすると、先方の方から、「実は、福岡の企業の社外取締役をやっていて、タイムリーに今日、一発目の試作機が出来上がったところなのです」と切り出していただいた。

化学屋さんが多い会社とのことで、装置ものの話や感覚の分かる人間がいないということなのだが、この手の話は、これまでもあって、合計3件目となる。

「プロダクトのまとめ役」これは、よく考えれば一番経験値も多く、自信を持って提供できるサービスである。

  1. 大手企業で製品まとめをした経験がある人は少ない
  2. 中小企業となるとなおさら経験者は稀
  3. 設計者の人は多いが製品まとめはそもそも希少
  4. フリーランスで活動している製品まとめの人は皆無
  5. スポットコンサルで製品まとめがいるとしても、企業所属で動きにくい

まずは1件の案件をこなすことができれば、もっとアピールすることができるだろうし、案件も増やせるはずだ。

スタートアップ企業にとって、コラボレーションする先がどこだと安心できるのか?という視点で、チラシ広告の文言を考えていこうと思う。

400件の名刺交換にこだわりを

名刺交換件数については、今月末で4ヵ月分の400件到達が目標であるのに対して、現時点で365件。

あと35件であるが、明日からのラスト一週間は、水曜日のラズパイ勉強会と金曜日の展示会および交流会のみである。

件数より質が大切なのは承知の上で、この35件を達成することにはこだわって活動をしていきたい。

なぜならば、これまでの活動経験上、展示会や交流会で時間ギリギリで挨拶を交わした方と有意義な名刺交換ができたことは少なくなく、これは名刺交換数を行動指針として数値を追うような設定をしていなければ、出会えなかったと考えているからと感じるからだ。

街の交流会、商工会、セミナー、展示会、色々と出会いの場には参加してきたが、反応率を高めるためには、絞ったお客様が勝手に目の前を通り過ぎてくれる展示会への出店が有効だと感じる。

セミナーやオンライン勉強会は、低予算でもできそうであるから、その2点を来年度は実施ができるように今年度にしっかり実績を作っておきたい。

何も、自社で出展する必要はなく、コラボで何かできるような関係性を築いていくことも、セコセコ戦略としてはありなので、そういったパートナー探しという断面でも、やはり質の高い出会いを求め続けなければならない。

機械系におけるクレーム対応が少ない領域は?

せっかくの日曜日なので、現実的な足元から離れて、遠くはない未来で何ができるのか?を想像してみる。

よく言われる、「商売をするなら口と女性を捕まえろ」というユダヤの教えがあるが、これをものづくりや機械系の事業をスケールアップするという観点で見てみると、「手離れの良いサービスを提供しなくてはならない」そう考えている。

簡単に言うと、「お客様に寄り添ってだけではなく、ある意味ずる賢い戦略も必要だ」ということになり、常々何かいい商売はないか考えている。

機械系の商売において、手離れがよくクレームが少ない領域を挙げてみると、

  1. 子供用おもちゃ
  2. 大人用のホビー商品
  3. 100均レベルで購入できる低価格のもの
  4. ユーザーでメンテナンスできるもの
  5. 壊れたら捨ててしまうようなもの

というように、消耗品やホビー品が該当してくる。

一方で、高額で生活に欠かせない家電は、何かあれば一気にクレームになってしまう部類であって、何か一工夫しないと参入できないだろう。

また、美容系や健康グッツ、オーディオ系などは、トレンドの移り変わりが激しく、競合ひしめくレッドオーシャンであるが、参入障壁は低い

結論は出せないが、「女性を相手にした、美容系の何かで、壊れたら捨てられてしまう都合のよい機械」というのが、商売としてはありなのかも知れない。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立