毎日更新 限定  起業日誌

124日目 遠い未来と足元を見つめて

今日は、午後から展示会でその足で夜はスタートアップイベントに参加するため、「午前中は集中して作業、午後は出会いの場を有効活用すること」そして、「移動中の仕事のやり方を工夫する」ということをテーマに活動した。

交渉の場と資料作り

動いている案件については、受注をもらえるように顧客教育を進めなければならない。

気になっているのは、食品工場への自動化と内装業者向け運搬器具の2件だ。

食品工場自動化については、提案構想はイメージできてきていて、それを資料にする段階なのに対して、今日の午前中に資料を仕上げるか、どうするかを検討してみた。

結果として、いったん日程を決めるメールをお客様へ投げることにして、いくつか候補日を提示したところ、すぐに返答をいただき、再来週明けに決まった。

逆に一週間時間が空いてしまったので、しっかりと資料とストーリーを作って臨みたいと思う。

もう一つの内装業者向けについては、IT補助金を絡めた提案ができないかを模索している。

補助金の闇の部分は理解したうえで、それを原価に回して対応する道があるのであれば利用しても良いかと思えてきている。

とにかく、どちらにしても内装業社長のミッションを理解して交渉に向かわないといけないのだけれど、先方のミッションとしては新規事業を別会社設立して臨みたい、というモチベーションのようなのである。

なので、最悪は交渉不成立で縁を切るという状況で、こちらとしてのGOODストーリーとしては、受注をもらえつつ、社長の新規事業をサポートすることである。

それに対して、社長の思惑としては、新規法人立ち上げにこちらも株主として参加するというジョイントの方向のようなのである。

これについては、こちらのメリットがないので受けるつもりはないのだけれど、それを今伝えることはできておらず、「今の段階では時期尚早」としている。

本当に、事業化したいのであればサポートをするが、「どうやら誰かに事業化をやってもらいたい」という風潮に感じ取れてジョインする気になれないのである。

その点については、時期が来たらお話するとして、今は受注に向けた交渉を進めることにする。

展示会での出会いで続きはあるか?

午後からはロボットワールド展示会に来場してきた。

小規模な展示会で、小規模な事業者や学生が多かったが、それなりにちゃんと話ができる人たちと挨拶をして9名の方々と名刺交換をすることができた。

  1. 10年以上前からお付き合いのある商社がロボットを扱っていたので挨拶
  2. 業務用お掃除ロボットの国産メーカー
  3. 自動化機器全般を扱う総合商社
  4. クローラーロボットを開発する工作機器メーカー
  5. AI画像処理を扱う老舗電気機器業者
  6. ハンドツールを開発する大学発ベンチャー
  7. ニオイセンサーを取り扱うデバイス商社
  8. 以前担当者と挨拶をした板金施工業者の社長と取締役部長

やはり、規模が小さな展示会には、こちらとしても付き合い易い企業が集まっていることを改めて認識できたので、継続してアンテナを張って、このような展示会やセミナーを選別して活動していこうと思う。

スタートアップイベントで

これまで4ヵ月で、390名の方々と名刺交換をすることができており、色々な交流の場に参加してきた。

その中でも、一番刺激を受けたのが今回のスタートアップイベントかも知れない。

つい最近、上場されたばかりの起業家の方の話を間近で聞くことができたのがその理由だ。

上場についての意義は二方とも「マイナーな事業の認知度を上げることができて仕事がやりやすくなった」とおっしゃっていた。

熱い気持ちがこちらにも伝わってきてしまい、「一生に一度は上場を経験してもいいもんだ」という言葉がグサッと刺さった。

今やっていることのゴール設定は、手広くやっている事業のどれかを売却してゴールする、ということにしているが、ゴールの先のスタートは上場をめざすこと、にしたいなと思うようになってきている。

20年サラリーマンをしていた人が起業家になっている人はたくさんいるが、エンジニアが一念発起しているケースは少ないように感じる。

そこに風穴をあけたい、大きなミッションがモヤモヤと形成されつつあるが、足元ではメシの種を育てなければならない。

時間を有効に活用して、毎日コツコツと進めるしか道はない。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立