急きょ1週間前に受講することにした、ITコーディネーターのケース研修。
22万円の費用と6日間拘束されるという点に、最初は拒否反応を示していたのだけれど、現状を打開するカンフル剤になればと思うようになった。
研修にて改めて思うこと
コロナ前は集合しての研修を実施していたとのことなのだが、今はオンラインで実施するようになっている。
オンラインの方が時間の区切りがしっかりしているし、付箋を使う作業がタイピングでできるので素早く、たくさんアイデアを抽出できるメリットがある。
一方で、通信不良や対面でしか認識できないコミュニケーションが不足する点など、デメリットもあるが、総じてオンラインの方が効果が発揮できると感じている。
初日の研修を受けてみて、改めて思うのは、事業のミッション、ビジョンが重要ということだ。
変革認識領域においても、まずは現状把握からありたい姿をイメージすることを第一歩とするわけなので、一歩目をおろそかにしているとその後の施策も筋の通ったアイデアが出てこなくなる。
「現状把握」から、「売り上げを上げるストーリー作り」を実施して「具体的な施策を出しまくる」というのをケース体験するのが一日目の研修の内容だ。
最後に、スローガンとビジョンを掲げることを成果として終了となったのだから、改めて、言語化することの重要性を学ぶことができた。
もう一つ、インストラクターの方の言葉で印象に残っているのが、「日本人はコンサル費用は支払おうとしない」「だから、教育費用などのようにパッケージ商品を作るようにした」というコメントだ。
先週、相談をした税理士の方にも同じように入口から費用をいただくパッケージを作ったらとアドバイスをいただいていたので、この施策については重要であると再認識している。
チラシ作りの先には、入口用パッケージ商品を作らなければいけない。
1人変革認識と具体的施策
研修を終えると、さっそく一人で事業についての棚卸を実施することにした。
現状のできていること、できていないことを挙げて、今後のストーリーを作り、具体的な施策アイデアを列挙する、という単純な作業だが、少しはやることが明確になったような気がしている。
今ある手持ちのカードからやるべき施策は出せたのだが、どこか腑に落ちない部分もある。
「もっとお金を落としてくれる人にあたって、一発逆転を狙えないか」という、安直かもしれないが、現状を打開するには打ち手としてアリと思える何かを実施しなければいけないと直感的にそう思うからだ。
たった一人の救世主、それを求めて行動して出会いを探さなくてはいけない。
「出会いを愚直に求める」ことと並行して、「コツコツとやるべきことは時間を惜しんでやること」一人変革認識で落ち着いた結論はこれである。
スタートアップ支援
棚卸をした事業のアイテムの一つに、製品化サポート事業がある。
これは主にスタートアップ向けのサービスなのだが、かなりの高確率で良い話に繋がる気がしている。
スタートアップに集まる人材には、色々なエキスパートは集まるものの、製品化のエキスパートはそう巡り合うものではないからである。
ハードを扱うスタートアップ、とくに分析技術を伴う企業であればなおさらのこと、製品化を知っている人材は欲しくなるところではないかと思うからだ。
- 製品企画
- 試作設計
- 評価、修正
- 量産計画
- 認証取得
- 販売開始
思えば、散々やってきたプロセスであり、項目を挙げればキリがないほど経験をしてきている分野だ。
プロダクトリーダーの経験をしたことがある割合で行くと、エンジニア10人に対して1人もいないのではないだろうか?
さらに、リーダーとして成功体験をした人となると、グッと人数が減ってくるし、成功をした人が企業から抜け出してコンサルタントをしてるケースはゼロに近いと思われるから、つまり参入障壁を築くまでもなく、競合はほとんどいないと考えている。
このタイミングで、スタートアップ支援協会の方から、講師の立候補依頼のメールが届いた。
無償であるとは言え、またとないチャンスである。
講師をやることで認知度も上がるし、経験も詰めることになるのだから、エントリーをしておこうと思う。