毎日更新 限定  起業日誌

152日目 成功事例を作るまで

思い切って電話してみたら別の展開

顧客回遊の一環で、食品加工業者に対しては工場長がボソボソという言葉尻を手掛かりに、何か提案が引っかからないかと模索している。

前回の打ち合わせ時に出たボソッとは、「梱包作業の自動化」であったが、その後、電話をしてみると、「真空パックをした後の脱気チェックが2度手間」ということであったので、今度はその作業を自動化できないか考えていた。

一昨日にキーエンスに確認して、ラインセンサーを導入したら行けそうだと思い、思い切って電話で提案をしてみようと試みた。

予算感や価格もわからないままの模索状態で、一通りの説明をしたのだが、そこまで乗り気ではない感じである。

そして、話はそれるがと言った後に、「外観検査でキーエンスのカメラを導入しようとしているが高額なので悩んでいる」と、また新たな悩みが出てきたのである。

かれこれ2ヵ月、何度か連携を取っているが、また新たな情報を出されてきている。

どうやら、まだまだこっちに対しては疑心暗鬼の状態で手放しで頼ってくれる間柄にはなっていないようだ。

小出しではあるが、情報を開示してくれているということは、少しは見込みありと思ってもらっているということで、少し掘り下げて質問をしてみた。

  1. 価格は?現状450万円の提示
  2. 直取引ではなく別の業者が入っている
  3. カメラを取り付けるだけ、顧客のシステムとの簡単な通信あり
  4. 250万円くらいで押さえたい
  5. 袋を立てて2面で検査することを2ラインで検討

焦らずに、信頼を勝ち取る方向で進めたい。

刺激を受けまくるピッチイベント

夕方からのピッチイベントに出かけた。

ピッチイベントで名刺交換する際にも、より具体的な事業紹介が少しずつできてきたように感じる一方で、相手の話をもう少し聞かないといけないなと反省するようになってきている。

ピッチイベントでは、金融関係のベンチャーキャピタルが多く出席されているため、その手の方との名刺交換挨拶をする時間はできる限り避けて、企業の方と挨拶をするように心がけている。

いくつか気になる企業の方と挨拶ができたので、しっかりとメールにて回遊ができるようにしたいと思う。

ピッチイベントは、これまでいくつか参加してきたが、そこにたどり着けば、新たな集客も見込めるし、いいこと尽くしである。

何よりも、発表者がまぶしく見えるし、自分が情けなくなるし、いつかあの場に立つぞとやる気にもなるし、とても刺激の受ける場所である。

早く、あの場に立てるように、毎日やることをしっかりとこなしていかなければならない。

 冷静になったら何もできない

開業当初は、奥の手として配膳ロボットを数台売ればよい、と考えていたのだが、以下の点を考慮して配膳ロボットに注力することをためらっているのが今の状況だ。

  1. 配膳ロボットのニーズを拾う場所には製造業がいない
  2. スタートアップなどの交流会には飲食店経営者は皆無
  3. 省力化補助金の事業者登録ができない
  4. そこまで多くのニーズが今はまだない

いや、もしかしたら、必死で営業を回れば一台くらい当たりそうな気もするが、そこに注力するのか?という自問自答の中で、今は店舗周りの営業をしていない。

回ったところで、別の業者にパスを出してしまうのが目に見えているという面もある。

では、製造業向けの事業はどうだ?共通言語をたくさん持ち合わせているため、出会った人との会話は弾むのは分かり切っていることだ。

その先に、実際に設計をすることになったらどうなるのか?

冷静に考えたら、従業員も作業場もない状態であるのに依頼をする企業はあるのだろうか?と焦る気持ちしか出なくなってしまう。

ロボットにしても、装置設計にしても、冷静にならずに目の前の人の困っていることを解決してあげる、そういう気持ちでまずは対峙すること。

困っている人に対峙するためには、出会うしか方法はない。

製造業とは、それなりに出会えるようになってきているので、そろそろ飲食店経営者とも出会う機会を求めなくてはならないのかも知れない。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立