毎日更新 限定  起業日誌

175日目 焦る気持ちを熱量に代えて

一社偏りも仕方ない

医療デバイスのスタートアップ社長から次々に依頼をいただけている。

展示会のアテンド、学会の同行、ハードウエアの設計、ソフトウエアアプリの構築、ありがたい話である。

とは言え、この一社でまかなえるほどの注文額には至らないわけで、今の顧客を教育するなり、新たな出会いを求めて動くなり、並行して営業活動をし続けなくてはいけない。

また、一社に偏った経営というのも良くない話であるのに、よりによって、その一社がスタートアップとなればなおさら危うさを持ちながら動くこととなる。

大きな傘の元で安定した収入があった方がいいが、大手からの注文を個人事業主として受けるのは、与信の関係上うまくいかないだろうし、関係性の構築に時間がかかりそうだから、今は省いている。

何よりも大手は、担当者が変わってしまったら関係性が崩れるというのが、今のところやりたくないビジネスなので避けているというのが本心だ。

とにかく、

  • 大学からの注文
  • 中小企業からのサブスク
  • BtoCからの注文

今は、小さなことをたくさんこなして、何とか芽が出そうなものをやり続けるという方針で、多くの施策をアクションに変えていく。

そして、四半期や半年に一回はゴール設定を見直す、もしくは将来のビジョンを常に更新しながら活動を続けなければならない。

毎月恒例の銀行めぐり

大した売り上げもないのに支払いだけは毎月やってくるため、引き落としの準備として20日過ぎに銀行を巡って残高を調整している。

諸先輩方は口を揃えて資金繰りは大変とおっしゃるが、今はそんなことを言える立場でないくらいに売り上げが立っていない。

個人事業主であるから自身の口座の残高がみるみると減っていく状況をただ眺めるだけで、本当に体に傷を負ったような痛みを毎月受けている状況だ。

打開するためには、少しでも売り上げにつながる行動をすること、そう思って、銀行から戻ると、昨日依頼を受けたカッティングシートのデザイン作業をこなして心を落ち着かせる。

たかだか1万円の売り上げだが、コツコツと積み上げることが大切である。

早く、ドキドキしながら毎月の支払を確認しなければならない状況を打破したいのだったら、何をすべきなのか、施策も色々と増えてきているので、間違った方向に行かないように時間を使い切りたい。

新たな出会いからそろそろ事業創造へ

夜は、これも月一恒例の投資家の方々が集まる交流会に参加してきた。

顔見知りも増えてきて、落ち着いて参加できるようにはなってきているが、如何せん事業が立ち上げられていないので肩身の狭い思いをしている。

そんな中、今回、講演の講師を務めてくださった方と、講演後の宴会の席で挨拶した際に、私のことを覚えていてくださったのが、とても嬉しい。

地方創生、技術イノベーション、何ができるか分からないが、将来のことはどうなるかも分からないし、ひょっとすると何か起きるかもしれない、そう思いながら必死に皆様に食らいついて行こうと感じさせてくれる会だ。

しっかりと挨拶をして、名刺交換をして、交流をし続ける、それが事業に結び付くものだ、「運とご縁」これだけで19社の会社に投資している投資家の方とも色々と話をさせていただいた。

事業成功の方程式も教えていただいた。

市場×商品・サービス力×ビジネスモデル×マーケティング×組織力

この会だけは、来月もできる限り参加する方向で調整をする。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立