やはり気になる法律問題
経営者として、やってはいけない詐欺まがいの契約にサインをしてしまったという、情けなさや反省はある一方で、こんなひどい会社にはびた一文支払いをしたくない、という思いの方が強く、毎日悶々としている。
サイトへの書き込みは結構あるのだけれど、どれもサクラなのではないか?と思ってしまうほど、全てのことが詐欺のように思えてきた。
行動経済学なんて言われているが、詐欺集団が実行しているのはまさにこのことで、それは一理学ぶところはあるなと思って、ついつい引っかかってしまったというのが流れである。
無料相談をしてくれるという法律事務所も、書面だけを見ればさっさと支払ってケリをつけてしまった方がいい、と言うだろうし、文書等で和解策を持ち掛けるにしても、それ相応の費用は必要になるだろうから、無視をするという作戦が一番良いと考えている。
ただ、この考え方で最大のリスクと考える訴訟にどれだけ進展しそうか?という点について、もう少し有識者と話をしてみたく、商工会議所の無料相談にエントリーをしてみることにした。
相談の日程は8月8日だ。
気になりだしたら気になってしまうのだけれど、これも勉強と思って対応していくことにする。
展示会もテーマを持って参加できてきている
商工会主催の金型・金属加工展に参加してきた。
テーマとしては、今注文をもらっているデバイスについてのケーシング試作をしてくれる都合の良さそうな業者はないかと言う点で回ると決めていた。
結果としては、何でも試作をします、という商社、熱伝導系のカーボン材料を扱う業者、それと自動化を取り組んでいる装置メーカーの3社のブースに立ち寄って名刺交換をすることができた。
特に、ペルチェを使った制御をしようとしているので、カーボン材料を扱うことは、応答速度の面で大きく違いがでるため、何とか採用まで持っていければと思うところだ。
一つ受注が決まると、より具体的な話もできるようになるし、展示会はパートナー探しとしてはとてもよい場である。
逆に言えば、見込み客を集めるには展示会は絶対に外せない場所であるので、今後の活動で積極的にイベントに参加できるような動きを見せていかなければならない。
オープンイノベーション交流会で方向性の確認
展示会からのその足で、オープンイノベーションの講演と名刺交換会に参加してきた。
オープンイノベーションで大切なのは、信頼できる仲介者が大切という言葉が印象的だ。
それを担うのは、商工会のような中立な立場の機関でないと務まらないのであろうから、今回の交流会が商工会主催という意図も納得ができる。
「何ができるのか、ということを明確にして数を打っていくことが大切」と講師の方はおっしゃっていたが、この点については、普通に事業活動をしていて営業をするときには必要なことだと思う。
もう一人の講師は、オープンイノベーションの本を出版されている方で、フィルム現像機メーカーの再建を任された際に、実際に施策をうった実例をたくさん紹介いただいた。
自社のコア要素を分解して、開発・製造・サービスの面において、他社と協業できないかと当てはめていったとのことで、横軸を上記のコア要素、縦軸を大手、中小、スタートアップ、大学と4つに分けてマトリックスを作成されていた。
このシンプルな構想に2年を費やしたとおっしゃっていたが、同じことを考えていた私にとっては目からうろこの情報であった。
やってきた方向性はそんなに間違ったことではない、そう確信することができたし、そうなれば大学へのアプローチの仕方を伝授してもらいたい、そう思って名刺交換の際に質問をさせていただいた。
- 大学とのコラボは10件に1件程度の成功率
- 大学のイノベーション課などの事務方は全くビジネスに無頓着
- うまくいくのは、企業を経験された先生とのコラボのみ
この金言は、今後の活動に大いに役に立てたいと思う。