土曜日の研修が続いているせいか、丸一日事業を進められないことに対して、ものすごく不安に思うようになってしまった。
今日で研修も終わるのだから、明日からまた切り替えて事業に集中したい。
土曜の早朝に技術打ち合わせ
外注として副業エンジニアに依頼をしているアルディーノのプログラミングについて、一時中断していたので、再開に際してオンライン打ち合わせをすることにした。
技術的には難しくはないものの、どこまでやるかというのは今一度すり合わせが必要と感じていたので、朝早くだったけれども対応していただいた。
エンジニアは、不明瞭な仕様に対しては不快感を示すものだし、意味のない要求に対して疑問を持ちながら設計をしてもらっていては良いものは作れないことは経験からも感じているところである。
できる限り情報はオープンにして曖昧な仕様は残さないように注意しながら打ち合わせを実施した。
納期としてはお盆休みを挟んで納品いただく形で合意を取れたので、このスケジュールで進めてもらうことにする。
プログラムとセットで3Dプリンターでの外装もおまけで付けてもらえるとのことで、とても助かる。
次の話をちらつかせてみたのだが、少し苦笑いをしていたので、状況を見ながら臨機応変に依頼をしていければと思う。
長かった研修最終日
早朝の打ち合わせに続けて、6週間続いた一日研修の最終日に臨んだ。
ITコーディネーターのケース研修であるが、基本的には経営コンサルタントとして、事業変革の構想から始まり、計画やマネジメント、モニターやベンダー交渉など、プロジェクト全体を支援するという体験を実施した。
BtoBのビジネスである以上は、お客様が購入されるものは例え経費であっても、その上位には事業計画があり、会社としての使命や目的が存在するものである、ということをこの研修を通じて重く感じている。
そして、お客様が決めた自社の事業活動から受注をもらうのであれば、しっかりとした事業計画のうえでの受注であって欲しいし、他に効果的な予算の使い方があるのであれば、少なくとも順番を入れ替えるなど経営的なアドバイスをしてでも、効果的な方法を選んで欲しいと思うのが普通なのではないだろうか。
つまり、こちらの売り上げを優先してまで注文を取ってくるのはいかがなものなのか、と感じるようになってしまったのだ。
よほど潤沢な資金のある会社であれば、特に気にする必要はないかとは思うが、小規模事業者であれば、1000万円をかけて設備投資をして効率化をはかるよりも、同じコストをかけて売り上げが倍増した方が嬉しいのは目に見えて分かる。
百歩譲って、設備投資をすることで、多くの受注を取ることができるようになり、それが売り上げにつながるものでなければ厳しいだろう。
そういうことで、小規模事業者とビジネスをするのでれあば、経営者の目線で話ができる状態で何らかの注文をいただくような姿勢が必要であると今は思っているし、そのためにも肩書や実績を増やすことが大切であると考えるようになっている。
そんなに甘くはない製品開発
そこで思うのが、ものづくりなんてそんなに甘いものではないし、一品ものではない製品を開発するのは、よほど売れる見込みがなければ美味しいビジネスではないということは身をもって知っている。
だからと言って、ネガティブに捉えていては、新製品の開発やイノベーションを起こすことはできない。
社内外のエンジニアや業者をコントロールして、プロジェクトをマネジメントしていくことは、簡単ではないができないことはない、ということで製品開発の受託を引き受けてしまったものの、ふとした瞬間に恐ろしく不安に思うことがある。
誰かに相談したり、困ったときに依頼をしたりすることが、一人社長では何もできない、できるとしたらお金を使うことなのに、潤沢な資金もない。
「もともとモノづくりは割に合わないし、リスクも高いから、避けようとしていたのではないのか?それとも、今回は、受注が欲しいがために引き受けたのか?いや、そんなことはない」と自問自答する日々が続いている。
受注をもらっている以上は、全力で取り組むこと、しかしこれからの案件は状況に応じて、場合によっては勇気をもって断ることも視野に入れること、そう思うようにもなっている。
早く、ベースラインとしてのコンサル事業を安定化させたい。