久しぶりの顧問相談
スタートアップ支援の一環で一年間は格安での顧問契約をしている弁護士事務所と久しぶりの面談を実施した。
毎月3回まで対応いただけるのに対して、そこまで活用できてはいないので、フル活用できるようにネタを探していかなければならない。
今回は、法人登録するにあたり、注意点等をアドバイスいただければという設定でのオンラインでの面談であったのだけれど、まずは事業の概況について、良い面だけをざっと説明させていただいた。
- 受注案件の相手から法人化を促されていること
- 講師の案件がいくつかあること
- 官公庁向けの資格も取得し動こうとしているところ
- 制作とコンサルの2枚看板で行こうとしているところ
- 補助金の申請をしようとしているところ
といった近況を話しをしていった。
弁護士の方からのアドバイスとしては、税務関係をしっかりとしなければならないので、税理士を早くつけるように、ということであった。
それ以外は、特にこれと言ったアドバイスもなく、よくよく考えてみたら、弁護士と言えど、事務所に所属している方々なので、申し訳ないが起業についてはご経験もないのだから仕方ない。
特に、優秀な弁護士であるほど余計なことは言わないようにしようという無意識の本能が働いているのか、有効なアドバイスや意見を提供してくださるかたは少ないように思う。
これからは、相談内容はよく考えて、有効な意見を言ってもらえるようなテーマを提示していきたいと思う。
ドキドキの納品はギリ60点
お昼には、いつも通りの商工会エリアにて、医療デバイスの試作品の納品をさせていただいた。
納品と言っても手渡しで作成したプログラムと手作りの装着キットを納めた形になるのだけれど、大喜びしていただくというレベルに達することができなかった。
言葉では、「いいね、ありがとう」と言ってくれているが、心から喜んでいる状態でないことは、何となく察しがついてしまう。
「だったら大きな額で注文をくれよ」と心の中では叫びたくなるが、今はグッとこらえて、できる限りの対応をしていくしかない。
先方としては、引き続き改良は続ける、という姿勢のようであったが、こちらとしては一端納品して終了と考えていた。
ちゃんとした受注契約書もなければ仕様書もないため、すごく曖昧に進めてしまっているが、お互いに初期段階であるのだから仕方ない。
そろそろ付き合いも長くなってきたため、薄々感じてきたところであるが、注文をいただける社長は細かい仕様や技術的な部分を深く追求しない癖のようなものがあり、気を付けないとドツボにはまる可能性があることを注意していかなければならない。
社長が安易に考えている部分を何とかこちらで補ってあげる、そんな姿勢でお互いに共倒れにならないようにコミュニケーションを心がけようと思う。
思いもかけてなところからの引き合い
久しぶりに、大手社員時代の同期からLINEで連絡が来た。
その同期はフィールドエンジニアなのだが、お客様が特注対応を望んているのに対して、どうやら開発部門が対応をしてくれない(してくれなさそう)であるから、設計をしてくれないか、という連絡なのである。
お客様の予算はまだついていないということなのだが、構想も練っているようであるし、そこそこ大手のデンタル品メーカーであるので、工場の予算なんてすぐにつきそうなものだ。
まずは話を聞く段取りをしてもらうとして、何とか受注に結びつけられればと思う。
気を付け慣れればならない点は
- 工場は関東になるので遠く離れている
- 外注業者の選定で品質と利益は大きく左右する
- 長期的なメンテナンスをどうするか
- 各種機器との接続仕様をどうするか
といった部分となり、これもドツボにはまってしまうと大赤字になる可能性もあるから慎重に進めたいところだ。
とは言え、大手からの受注となれば願ってもいないチャンスでもあるのだから、しっかりと前向きに対応して受注につなげる動きをしていきたい。