実証完了であとはストーリーと交渉を
食品加工業者から依頼されている、包装パッケージの判別にAIカメラが使えないか、というジャッジについて、無理を言って朝8時半からメーカーの事務所にお邪魔した。
すると、既に商談エリアにデモ機器をセットして待っていてくれていた。
さすが日本一の高収入メーカーの営業である。
この対応力は見習わなくてはならないし、若い営業マンであるが色々と聞きやすい面もあるので、営業力とかマーケティングとか、随所にちりばめられたノウハウというものを学ばせていただいている。
判別については、結論はすぐに出せることができて、現状お使いのカメラユニットでは判別は難しい、逆に後継機種のグレードアップ品であれば判別はほぼ100%できる、という状態であった。
ここで、お客様にどう伝えるか、という課題が生じてくる。
お客様の要望としては、現状のカメラで何とかできないか、というものであり、それが不可能な場合には追加で予算を使ってカメラを買うことがあるのか、というのが第一の疑問がある。
そして、予算を使うとなったときに、果たしてこちらから購入をしてくれるのか、という次なる疑問も出てくる。
こちらの思惑としては、上位機種のカメラを購入してもらいたい、というところになるのだけれど、お互いにメリットが出せるところで交渉をしなければならない。
一つ、大前提として、こちらの状況としてはまだ開業間もないところで実績が喉から手が出るほど欲しいという状況なのだから、そんなに強気の交渉はできないというところである。
お客様の意見に寄り添った提案ができるように、対話重視で進めていきたいと思う。
練習も仕事のうち
3日後に迫った、講義動画の収録について、何回か練習は必要だろうと言うことで、読み込みを実施した。
何にもならない、単なる音読であるが、今後、講義の仕事を受けることも多くしていきたいのであるならば、慣れていかなければならないし、聞きやすいトーンでの講義というものを追求する必要もあるだろう。
そういう意味も込めて、無意味と思われる講義動画用の読み込み練習も仕事のうちだと言い聞かせて取り組むようにしている。
やってみると、これがとても難しく、元々活舌が良い方ではないということもあって、「果たしてこんな声と話し方で誰が聞いてくれるのだろうか」と心配になってくる。
今後、人前でしゃべることも増やしていかなければならないのだから、話し方も研究はしていこうと思うが、AIがしゃべってくれる時代になっているのだから、この講義に関しては、今年は収録するにしても来年はAIにしゃべらせるようにしたいと思う。
設計不安は外注で解消
現在一番大きな案件であるペルチェ温調の設計について、お客様も心配されているところであるので、本腰を入れて対応を進めていかなければならない。
その中で、やはりキーとなるのがパートナー企業である。
先月、オンラインで打ち合わせをさせていただいた電気設計製作会社に依頼をしようとおもっていたので、今さらであるが、再度、本格的にお願いしたい旨を伝えて打ち合わせの日程調整をお願いした。
お昼にメールした後、返事がないところを狙って夕方に電話するという、古典的な連絡の仕方であったが、先方の営業の方も快く受け答えていただいたし、そうなればエンジニアの方との打ち合わせが、いよいよ待ち遠しくなってきた。
忙しいとは思うが、何とかして良い関係を築いて、エンジニアの方にも快く動いていただいて、スケジュールに乗せた動きを見せたいと思うところだ。
そう言えば、見積もり段階では、スケジュールなどの線引きをしていたと思うので、それを思い返して、プロジェクトとして動いていけるように心がけたい。