木曜日に迫った講義の収録に備えて、現行を読む練習をしなければならないし、ITC試験の勉強もしなければならないのだけれど、一日集中できる時間があるので、久しぶりに構想設計に時間を割いた。
本業の構想設計は無心で
一日まとまった時間を使って、温調ユニットのテストをするための構想をあれやこれやと頭を捻ってみた。
結局、頑張って設計したところで「本当のところはやってみないと分からない」という部分もあるので、まずは体感として温調を実験できるような部品と備品を揃えることにした。
部材も加工屋にお願いするのではなくて、ホームセンターで買い揃えることができるのではないかと考えて、最短一日で仕上げられることを想定して構想をしてみた。
意外と時間がかかってしまったのが、アマゾンで備品を買う工程だ。
何でも安く手に入るだけに、使いものにならない中国製につかまらないように、コメント欄を比較しながら買い物かごに入れていった。
- バイス
- サーマルコンパウンド
- テスター
- やすりセット
- 放射温度計
最小限、これだけ揃えば何とかなりそうと思うと、できるだけ早く試してお客様に安心してもらわねばという思いにも至ってくるし、回路設計も進められそうだという気にもなってくる。
とにかく無心で数時間は構想設計に時間を費やしていたと思う。
経営者としては良くない行動であるが、いずれこれは誰かに引き継ぐとして、今は集中する時間もやりがいを持って実行することにする。
これをしないと、外注を動かせないのだ。
資料読み込みと試験勉強は無心で
試作構想の合間時間は、講義資料の読み込みに集中することと、ITC試験の勉強を集中して実施することにした。
実際の時間は合計で2時間にも満たなかったのだと思うけれど、やると決めたら無心でやるのは良いこととしよう。
読むという行為は、本当に難しくて、どこで句読点を入れたらよいのか、分からなくなってしまうのだ。
アナウンサーになる訳ではないので、うまく読むスキルは必要ないが、思いを伝えたり、論理的に説明をする際には、口頭で話をすることが多いのであるから、発声練習や心地の良い話の仕方、もっと言えばピッチなどで活用できるプレゼン能力は身につけていかなければいけないと思っている節もある。
そういう意味では、無心でやるのではなくて意識をしてトレーニングをするイメージでどんな仕事にでも取り組まないといけないなと、改めて気が付かされた。
交渉するまでもなく電話で報告
食品工場の検査工程にAi画像カメラを導入する件で、今はこちらにボールがあり、借りていたカメラ一式でサンプルの合否判断ができるのか、という回答をしなければならないのだ。
既存の所有しているカメラではNGで後継機種であればOKなので、後継機種を買いましょうという交渉に入りたいところなのだが、「あ、そうですか、それなら得意先から購入します」と言われてしまうことが一番のリスクである。
メールで報告書として提示するのがよいのか、色々と悩んだ結果、まずは電話で一報を報告することにした。
今のカメラでは無理なこと、新しいのではOKなことを伝えると、当然だが、価格はいくらになるのか、という疑問を投げかけられた。
当然、既存品で何とかしたいと思っていたくらいなのだから、安いに越したことはないと思っているはずであるし、単なる購入品であるのならば、別ルートで購入した方が安いのでは、と思われてしまっては元も子もない。
ひとまずは、値段を知りたいということは買うという選択肢もあるのだと前向きにとらえて、見積依頼を受け入れて、すぐさまメーカーに見積を提示するように依頼の電話をかけた。
毎度毎度、こんなやりとりはしんどいなと思いながらも、このような商売をしている以上は付いて回るのが見積の駆け引きだ。
すぐさまメーカーからは、すぐさま返事がきたのだが、内容としては、思っていたよりも少し高い金額で提示がきたので、お客様への出し値をどうするか、また一人悶々と考えることにした。
明日には結論を出そう。