試作の一般的な設計はミスミで事足りるが・・・
ミスミ社おmeviyにて、板金、金属加工、樹脂加工、ぞれぞれ見積依頼を実施してみたのだが、オーソドックスな設計であればいとも簡単に発注まで済ませられるので、今後とも活用していければと思う。
金属加工については、ほぼノーチェックで発注まで済ませて、残りの板金と樹脂加工については、週明けに担当者のチェックが入って連絡がくるとのことであった。
多少割高なのかも知れないが、煩わしいやり取りもなく、データをもとに自動的にOK/NGの判断が出されるのだから、研究や開発フェーズで重宝している人は多いはずだ。
それが、製品化フェーズとなったらどうなるのか?
しっかりと図面に番号を取って、原価積み上げをして履歴管理をしなければいけなくなる。
大手企業がやっているスキームをスタートアップ企業でもできるようになるのか?そこをクリアにして方法を確立していかないと、量産化アドバイザーとしては失格となるだろう。
- 図面や技術レポートの履歴管理
- BOM管理
- プロジェクト管理
これらをスモールでも実現できるということを実証していかなければならないのだらか、今対応をしている温調デバイスを成功例として進められるように準備をしていきたいと思う。
お客様の意図を最大限聞き入れろ
「こんな感じで試作を納品しますね」というLINEをお客様に送信したら、思い掛けない返信が返ってきた。
それは、温度制御はどのようにやりますか?という内容で、試作については温度のフィードバック制御をするつもりは毛頭なく、「温度センサーは搭載しませんよ」と伝えたのだけれど、この返信がどうやらお客様の不安を煽ってしまったようだ。
よくよく聞くと、温度制御をするというよりは、温度保証をしたいというニュアンスが強いようで、その辺りについては週明けに電話にてお話をして落ち着いていただくようにしたいと思う。
少々イライラしてしまったのだけれど、お客様の意図は最大限聞き入れて、落ち着いて対応をしなければ、喜んでもらえない。
逆に言えば、不安を抱かせてしまったことで期待値は下がっている状態なので、その期待値を上回れるように、しっかりとした対応をすればよいだけなのだ。
いよいよ、ソフト・電気を取りまとめてプロジェクトとして動かしていかなければいけなくなってきたと感じていて、外注との関係性も少々不明点が多くてやりにくいところはあるが、こまめにコミュニケーションをとって前に進めていこうと思う。
締め切り過ぎてしまったものは縁がなかったと思え
スタートアップ伴走支援のプログラムへの応募締め切りが金曜日だったことを忘れてしまっていて、エントリーができなかった。
VC主催の伴走型のプログラムであったので、イグジットを前提とした資金調達を考えていない中でのプログラム参加に少々迷いがあったのも事実だ。
そうは言っても、参加者や講師の方と仲良くなれるチャンスでもあるので、ギリギリで参加表明をしようとしていた矢先に、バタバタとして金曜日を過ぎてしまったというありさまだ。
この失敗が、今後の事業活動に大きな影響を及ぼすとは思えないが、細かな判断ミスや、細かな作業ミスが積み重なると、あらぬ方向に行く可能性もある訳なので、気を付けなければならない。
伴走支援プログラムについては、随時色々と募集がかかるので、慌てずに良いモノにさんかしていければと思う。
とにかく、事業を安定化させること、メシを食えるようになることが一番の目標であること、その先にVC調達などをしてスタートアップとして新たな事業の創出を検討すること、これを忘れてはなならい。
まだ伴走支援は時期尚早だ、今回のミスは逆に良かったのだ、と思える日がくるように今抱えている案件を着実にこなすこと、これまでの出会いを大切にして、これからも出会いを求めて活動する、もう少しブレずにやってみようと思う。