条件付きだが見えてきたゴール
温調デバイスについて、昨日に続いてできる限りの評価を実行する一日となった。
乾電池で仕様を満たすことができるかという点が一番気になる部分であったのだけれど、それについては現状では難しいと言わざるを得ない。
というのも、アルディーノ基板の制御にはそもそも5Vが必要なのであるため、単三電池であれば4本使わなければならないからだ。
加えて、熱制御に使用する電力容量もそこそこ必要となるため、数十回も使用したら電池交換になってしまう可能性が高い。
何を今さらと言いたくなる部分であるので、お客様への伝え方は慎重にしなければならない。
電池問題とは別に、放熱問題も解消されずに残ってしまっている。
全ての電力を温度制御に使うのに対して、排熱機能が十分でないため、繰り返し動作をすると内部に熱がこもってしまうからだ。
熱がこもると、冷却機能に影響を及ぼし、どんどん制御時間が長くなってしまうという結果を得ることができた。
年末に向けての最終形は、もう少し検証を繰り返し実行するとして、今回の月末用の試作機については、Cタイプコネクタによる外部電源供給がよさそうだ。
一回の制御に数秒で目標温度にたどり着けるようにグラフェンを最終兵器としているが、それであれば、もしかしたら熱問題は解決できるかもしれないし、電池問題にしても単三4本使うことを良しとすれば、あり得る話かもしれない。
忘れたころに講師案件
6月に申し込みをしていたスタートアップ企業向けの講師案件について、すっかり忘れていたのだけれど、協会の方から正式なオファーが届いた。
12月のオンラインセミナーに講師として参加するという内容なのであるが、6月末にエントリーした際のアピール内容を今一度読み返してみると、
- 実績としてスタートアップの量産アドバイザーをしているという点
- JAの講師を実績としている点
となっていて、3ヵ月経っても現状と変わらないところに、驚きと落胆を感じる。
とは言え、その時には具体的な注文という形にはなっていなかったが、その後、7月に入って正式にオファーをいただけているのだから、少しは前に進んでいると捉えることにしている。
その、セミナーでは、実際にコンサル契約や設計対応などの商品やサービスを紹介することができる時間を設けていただけるので、やらない手はない。
大きなあてにしてはならないが、多少は期待をしつつ、しっかりと準備をして良い出会いが生まれるようにしていきたいと思う。
何があっても淡々と
人間ドックの再検査の通知が来てから、落ち着かない日々が続いている。
心なしか、お腹の張りを感じるのも気のせいなのか、何かの病に侵されているのか、早くはっきりとさせたいという気持ちが強くなってきている。
また、WEBやYouTubeなどで、ネガティブな情報にも目が行くし、一日のうち半分は自分の健康についてモヤモヤとしている状態に陥ってしまっている。
最悪な状態になったとしても、何も変わることもなく、淡々と今あるタスクをこなして、これまで継続している事業を立上げについての施策を実行するしかない、ということは分かり切っている。
集中力が欠く時間帯が多くなってきているところは、今日明日は休日であることを理由にするにしても、火曜日からの平日に戻れば、またいつもの通りにコツコツと積み上げる生活に戻らなくてはならない。
仮に検査の結果、5年後の生存率10%の枠組みに入ってしまったとしても、何も生活が変わることはない、その覚悟をもって毎日を過ごすしかない。
家族には迷惑をかけっぱなしになってしまい申し訳ないという心残りはあるものの、ここまでの道のりで、無理な生活をしていたわけではないし、その点については後悔はない。
淡々と日々を過ごす、という原点を忘れずに、できる限りの対応を毎日こなす、この局面であるからこそ無心でやっていこう。