触覚センサーセミナー
お世話になっている温調デバイスの社長からの紹介で、大学のセミナーに参加した。
セミナーの内容は「触覚センサー」についての最新の研究発表であるが、既に第7回を重ねているようで、参加されている方々も顔見知り同士のような素振りを見せることが多かった。
触覚と言っても基本的には力センサーであり、それをMEMSや半導体技術で小型化、高速化しているという発表内容がほとんどであった。
実践的な動きとしては、医療介護や生産工程、スポーツ等に活かせないかという話であるのだけれど、一向に実用化されている気配はない。
帰りしなに、社長から「ニーズはたくさんあると思いますよね」という言葉をかけれたが、私としてはクエスチョンが残るセミナーとなった。
- 生物の触覚に近づけて何を生活に活かせるのか?
- 視覚や質感をAiで取り込むことで各段に普及スピードは上がりそう
- とは言え、どの分野に普及するのか、現状の困りごとに結び付かない
- 3軸の力センサーでは活用方法は限られる
- CCDのようなきめ細かな力を把握できる画期的なセンサーが出てこないか
触覚センサーの普及という、卵が先の活動をしている点が良くないような気もしたが、センサーを貸し出ししていただけるという話もあったので、補助金の活動で一度は使ってみたいと思う。
ポスターの出来栄えにて思うこと
補助金の事務局から補助事業についての広報ポスターの原案が仕上がったと連絡があった。
コーポレートカラーも取り入れてくれていて、見映えもよく、ほとんど修正する必要がないポスターに仕上げていただいた感じがしている。
思えば半年前に、さらに半年先輩の起業家の社長の活動がとてつもなく大きく感じたものであることを思い出し、「このポスターを今起業したての人が見たら羨ましがるだろうな」とふと思えてしまった。
見映えだけで中身が伴わなければ意味がないのは十分承知であるが、見た目で集客の入口が広がるのも事実で、新規顧客獲得や金融融資などにも活用できるし、とてもありがたいことである。
とは言え、半年間の成長に感激している場合ではない。
次のステップへ向けて、毎日コツコツと進められることを進めていかなければならない。
スタートアップ向け講師案件
連休中に連絡をいただいていたスタートアップ向けの講師案件については、テーマや内容などコピーライティングして資料を送付した。
内容としては、一度エントリー時に文章を作っていたので、そこから大幅に変えることはなかったが、より受講者に響くような内容になるようにキャッチコピーを自分なりに考えてフォームに入力していった。
二日後に主催の協会会長との面談で、もう一度精査してアドバイスをいただいたら、実際に講義の資料を作ることになるのだが、実施日は12月なので少し先の話になってしまう。
- 一度講義資料を作っておけば他へ転用ができる
- セミナーの受講者の中から実際にアドバイザー契約のオファーを獲得する
- スタートアップ協会とのパイプもできる
- 実績として広報活動に使える
というような効果を期待できるため、この仕事も一生懸命に取り組まなければならない。
会長との面談も5月20日以来となるので、4ヵ月ぶりである。
その時に言われたことは鮮明に覚えている。
- まずは受託を広げてメシを食えるようにすること
- VCからの資金調達を考えるのであれば、属人性を排除した事業にすること
- 地域の特徴を活かして事業をスケールし、海外に目を向けること
- 最後にカギとなるのは良い仲間を選ぶこと
成長したこととすれば、①が少し芽生えてきていることくらいなのだが、すぐには効果は出ないもののようだから、毎日コツコツと進めていくしかない。