試作一号機完成するも先の不安
何とか約束の9月末で試作機の1号機を完成することができた。
久しぶりに手を動かす作業で没頭はできたものの、「経営者がこんなことをしている場合なのか」という疑問を常に自分に言い聞かせていた3日間であった。
- 年末に向けた10台の原価は大丈夫か
- 設計は外注するにしても部品手配はこちらでやるか
- ある程度の設計もこちらで進めないといけないか
- 大きさ的にも配線的にも基板がネックである
- ケース部品の原価を抑えないと厳しい
受託ベースでいけばこの辺りの懸念が残るのだが、それぞれの課題については、それなりにアイデアはいくつないわけではないに対して、そもそもでいくとお客様や先生方がおっしゃっている「温度差錯覚による痛み」を再現するのは難しいのではないか?という点である。
もっともっと評価を実施して、再現性どころか信ぴょう性を高めていかなくてはならないと思うし、やはり大学発の技術を商品化するのはチャンピオンデータだけを追っているようでは難しいということを改めて感じている。
次の案件も素早く行動を
次の案件として控えているのは、Aiカメラによる画像認識のシステムを構築することだ。
構成としては、カメラ、パトライト、リレー、電源となり、それぞれをモータードライバと接続するシンプルな構造なのだから、パトライトもリレーも手配すればすぐに入ってくるのだから、普通に考えたら2週間もあれば余裕で対応が可能であろう。
デモ用のベルトコンベヤを用意しておけば、動きを見せるのも良いだろうし、今後のデモ活動にも使えるから一台安く購入しておこうと思う。
直近でいけば、明日のオンライン打ち合わせにて、簡単な資料を用意して臨むということだ。
これについては、直前の2時間を使えばそれなりに準備はできると思うので、お客様の不安をしっかりと取り除くことを第一優先として対応を進めていきたい。
問題は2週間後の納品の予定をどうやって工面するかという点で、できれば24日あたりで予定を組めるとちょうどよい。
価格については、こちらから提示する前に先方の予算感を聞き出して、言い値で対応をしようと決めている。
法人登録の進捗確認
定款を作成して公証人役場で承認をもらい、法務局で法人登録すればいいのだろう、と何となく考えていた。
分からないところは、ChatGPTに教えてもらえばいい、と思っていたし、実際に自分でやってもそこそこ対応はできたと思うのだが、マネーフォワードのサービスを使って法人登録を進めることにしていた。
設立日と期末設定について、元々12月期末の1月始まりという年度で動こうとしていて、初年度をどうするかというところで、初年度に限り12ヵ月を超えてもよい、という間違った認識で進めていたために9月の開業を見送ることになっていた。
1月始まりにこだわるのならば、このまま12月末まで個人事業主として活動をして、予定通り1月始まりとするか、残り3か月分だけを1期としてカウントするかしかないのだが、税法上の辛味で行くと初年度を3ヵ月で済ませてしまうのはもったいないという話だ。
今思えば、初年度を3ヵ月で済ますことで補助金を受けられるなどのメリットもあるのだから、もう少しシミュレーションをしても良かったなと思うけれども、あれこれ考えるくらいなら10月始まりで9月期末で法人登録しても良いのではないかと、そこに大きな差やリスクはないだろう、として10月17日登録で進めることにした。
個人事業主の開業届を提出したのが去年の10月17日なので、開業日からちょうど一年で創立というで日付も相性がよさそうだ。
マネーフォワードの行政書士の方へその旨をお伝えし、定款作成を進めていただくことにした。