センサーの貸し出しに大感謝
現場でセンサーを取り付けて、通信でデータを飛ばすアイテムを試作して展示会で出展していた設計会社から、「センサー一式を貸し出ししますよ」とご提案いただいていたので、今日訪問をして受け取りに行った。
営業の方は恐らく50代くらいの方で、起業もご経験をされているということもあって、個人としてもこちらを応援してくださっている様子であるし、もしかしたらハードウエア的な設計が必要な場合には声をかけてくださる可能性もある。
「最近は設備設計をやっている業者が減ってきているしPLCを扱える設計者も少ないと聞きます」なんておっしゃっているので、「そんな案件があればやらせてください」と前向きな話をさせていただいている。
逆に、センサーを使ったデモ活動で、こちらから依頼をさせていただくこともあるかと思うし、お互いにメリットが出るようなお付き合いをさせていただければ嬉しい限りだ。
化粧品製造に特化した展示会
センサーをお借りしたその足で、大阪商工会が主催する化粧品製造の展示会に参加してきた。
いつも何か特化した展示会を開催してもらっていて、開業当初から、かれこれ毎月一回は来ているところである。
今回の化粧品製造という切り口は、社団法人で活動している東京の美容コンサルタントの方へ少しでも情報提供できればということで、来場申請をしていたところだ。
出発の前に一報を伝えると、「エコ容器」「マイクロニードル」というキーワードをもらえたので、そのテーマを中心にブースを回ることができた。
最近は展示会にそこまで時間をかけないようにしているが、今回はなおのこと次の用事もあるため、ダラダラせずにまわることにした。
それでもテーマを与えられていたこともあり、しっかりとブースで話を聞くこともできたし、知り合いの出展社にも声をかけることもできたので、十分満足のいく展示会来場となった。
トレンドとしてはもう一つ、「幹細胞培養液配合」というキーワードなのだが、この培養液を配合した化粧品が今大人気であるということなのだ。
しかし、WEB検索をしてみると、どうも「幹細胞」だけが独り歩きをしてしまって、「培養液」がおろそかになっている感じがでており、美容関係の市場がまだまだ元気であることと、競争も激化していて詐欺とも捉えられかねないマーケッティングが横行している状況も垣間見ることができた。
製造DXより倒産が先か
午後からは、場所を移して製造DXのセミナーに参加してきた。
ITコーディネーター協会も協賛しているセミナーであったので、お付き合いもあるということで参加をしてみたのだけれど、思いの外、講師をされていた2名の経営者の話が熱い話で、良い時間を過ごすことができた。
- 自社で使ってみて良かったことを商品化する
- 製造業のDXといっても大手相手のものであれば1000万円はしてしまう
- 時間と項目だけをスマホでQRコード撮影するだけという機能を絞った戦略
先日、講師をつとめたセミナーで①の自社製品開発に対する姿勢として、使用しているモノやコトを商品にしようという内容を説明したのだが、それと同じことを実践されている企業の説明を聞くことができて、とても共感を得ることができた。
来月、この企業への工場見学ツアーに参加するので、その際にもお話をさせていただき、あわよくば画像認識システムにつてもアピールできるような資料を用意して相談をさせてもらおうかと思う。