第二次試作を急げ
月曜日は温調デバイスの注文をしてくださっている社長と医療系大学の先生を訪問する日となっており、その際に1次試作品を持ち込むのはもちろんのこと、2次試作としてグラフェン電極バージョンも見せたいという話になっている。
この土日で何とか形にしないといけないと思いつつ、手加工のアクリル板でトップカバーを製作しようと試みて、朝からせっせと手を動かして、材料のカットと貼り合わせの作業をこなすのであった。
何とか貼り合わせをできたところで、アクリル材料の厚みがグラフェン材料よりも厚いために、実現できないことが作業後に発覚し、それでも何とかできないか、色々と検討をしていったところで時間オーバー。
一日時間を費やしたのに、結局は手加工でのトップカバー製作はボツに終わったということになるのだけれど、明後日の打ち合わせでは何かしらの2次試作を用意しなければならない。
トップカバーがない形でも、手作り感満載でも何でも良いから形にして持っていけるように明日も二次試作に取り組まなければならない。
今日のところは完全に無駄な作業に時間を費やしてしまったが仕方ない、気持ちを切り替えて明日に臨むことにする。
不安は行動で払拭を
ボツに終わったとは言え、普通に事務作業をしていてはふとした瞬間に、資金繰りのことが頭をよぎってしまうため、一日手作業をしていたことで気がまぎれたのは良かったことである。
これからも、事業を進めるにあたって苦しいことは多々あるだろうと思われる。
そんな時に気がまぎれる手段として、手作業をするということを一つの引き出しとして持っておくことはとても大切なことだと思う。
体を動かしたり、ドライブしたり、色々と手段はあるだろうけれども、仕事として製作を入れているというのは、労働集約型で経営者がやってはいけない事とは思いつつも、精神衛生上意外と良いことなのかも知れない。
また、不安な部分に関しては、やはり不安を払拭するための行動でかき消すしかなく、この場合であれば圧倒的な注文をもらえれば安心するというものだ。
であれば、注文をもらえるための施策を打ち出し、行動計画を立てる、というシンプルなところに落ち着くのであるから、試作がひと段落したら営業活動に軸足を置けるようにしていこうと思う。
忘れてならない補助金と融資と法人手続き
営業活動と共に忘れてはならないのが、
- 補助金の補助事業活動として10月の報告
- 信用金庫からの融資を受けるためのコミュニケーション
- 法人登録の手続きの続き
という事務作業も残っていることだ。
補助金の活動については、資金がショートしてしまっているためにロボットが購入できないという情けない事態に陥っている。
となれば、今の現状としては信用金庫から借り入れができなければ、補助事業活動までストップしてしまうということなのだ。
そこを何とか打破できるように、週明けからも信用金庫の担当の方とは密にコミュニケーションを取って融資に向かって動いていただけるように関係を構築していかなければならない。