毎日更新 限定  起業日誌

290日目 入口は何でもよい 経営者に近づけ

無意味な面談を意味あるモノに

お昼からは2件の面談と1件のオンラインを立て続けに3件の予定が入ってたので、商工会議所のカフェエリアに行くことにした。

一件目は、何回か電話れんらくをしてきていて、しつこいわけではなかったが、資産運用ということを言って営業をかけきていた業者だ。

強引さと「世間の中小企業のお金持ち社長はどんな運用をしているのだろう」という点が気になって面談をすることにしたのだ。

ふたを開けてみるとなんて事はなく、単なる先物取筆記の仲介業者であった。

説明を聞く時間ももったいなかったので、話は早々にしてもらって、取引をする意思はないことをお伝えして退席いただくことにした。

もう少し懐に入り込む営業マンであったら、すぐの取引はないにしても、仲良くなっていずれ資金に余裕が出てきた場合に、手を出している可能性は否定できない。

営業スタイルというものをもっと研究して、自社に役に立つようにしていければと思った。

他の2件は、いずれも展示会で挨拶程度に名刺交換をした業者で、一つはマグネットセンサーのメーカー、もう一つは電子部品の商社だ。

とにかく、言い方は悪いが、担当者レベルの方との話を深めていっても事業展開としては期待ができないと言い切れるのだから、創意場合には情報収集と割り切った方がよい。

何か有用な情報を得られたらと思って面談をしたが、技術的には目新しいものはなく、唯一気になったと言えば、大学関係の研究室の動きを少し聞くことができたということくらいだろうか。

大学関係には多すぎるほどの商社が入り込んでいるということで、それは、知っていたが改めて聞かされたことで、認識はしていかないといけないなと思った。

商社となるのかメーカーとなるのか、設備屋はどちらになるのか、という疑問は残っているので、引き続き大学関係の情報を集めていければと思う。

しっくりこない試作評価も時間オーバーで繰越

温調については、グラファイト材を採用した場合の放熱についてが課題であり、その点について、ある程度の理論的な解釈を整えておく必要があるのだが、未だにしっくりこない。

グラファイトメーカーへ質問をした部分についての回答待ちであるから、今日のところは軽い動作チェックとサーミスタの固定位置の確認をした。

画像認識については、OKとNGの学習のさせ方について、判定基準にどうも怪しい部分があって、色々と試し撮りをしているところだ。

恐らく、OK画像1つ、NG画像1つ、これが一番シンプルでかつ長期的にも安定して認識できるところであって、学習データを食わせれば食わせるほど、曖昧なジャッジができなくなって、「どつぼにはまる」というのが現状であるようだ。

色彩フィルターをかければ、もう少しラベル部分のコントラストもくっきりするような気もするが、ラベルの色が白、青、ピンクなのに対して、袋が茶色であって、どれも微妙な色であるため、うまくはまるフィルターはないのかも知れないと予測している。

その辺りのテストを週末の土日に実施しようと思う。

悔しさ半分嬉しさ半分の面談

夜は、先日のITコーディネータ協会の工場見学イベントで知り合った診断士の方と面談をさせていただいた。

目的としては、商工会から紹介された設計依頼の要元であるということをご挨拶の際に伝えていただいたので、その案件を取りに行くというところである。

初めの挨拶や経緯など自己紹介をさせていただき、何とかこちらの人となりを理解いただけたらと思いながら、話をしていったのだけれど、今一つ声色や表情からオープンな感じになっていないところが気がかりだった。

ところが、補助金コンサルにいたころの話となったときに、突然興味津々に質問をされるようになったので、ここぞとばかりに色々な経験談を話させていただいた。

診断士ということもあって、前職で勤めていたコンサルの内部事情などに興味を持っていただけたようで、その話のあたりからお互いに弾んだ会話ができるようになった。

結局のところ、

  1. 顧問先の部品加工兼組立業者が設計人材を欲している
  2. 一から構築する必要があるため単なる設計者では難しい
  3. 現状、取説でも作成してほしいという依頼がある

という状況のようであるので、取説からでも是非やらせてほしいとお伝えをしたところ、面談をセッティングしてくれるという運びとなったから、ひとまず入口としてはOKだ。

面談の中で気になった点、フレーズを記載しておくと、

  1. 事業展開の軸が見えない、絞った方が良いのではないかというアドバイスをいただく
  2. 診断士事務所としては補助金による収入が1/3以上となっている
  3. 強みが活かせないのでITコーディネータ協会の更新は来年から辞めようと思っている
  4. なぜ、取説からでも対応して顧問先の悩みを解決させていかないのか疑問

と少々懐疑的な部分が気になって仕方のないことであった。

何周か思いを巡らせたものの、やはり「今は、ターゲットを絞らずに何でもこなす、その先に何か大きな波があるはず」という仮説の元、出会いを求めて、案件になりそうな場合には関係性を深めるようにコンタクトを取る、ということを引き続き繰り替えるべきである、という結論に至った。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立