今日は、商工会のイベントで丸1日工場見学となるため、作業はできないが行き帰りの道中で、構想設計や段取りなど頭を動かすことは忘れずに、しっかりとやれることをやって過ごした。
初対面で前のめりの方はケアをすること
先日のオープンイノベーションでは、化学合成の研究をされている方から「実験治具などでは特注対応で困ることもある」と前のめりでこんなことできないかと聞かれたものであるから、肩書が主任の方なので決裁権的に少々厳しい面があるがしっかりとケアしてて、関係性を構築したいと考えている。
同様に、今日の工場見学会で知り合った方も、精密加工業者の部長であるが、製品化や設計指導という面で、初対面の時にとても好印象で前のめりに話を聞いてくださる方であったので、その点についてはオープンイノベーション交流会で出会った方と同じような感じで良い関係性を築けそうな気がした。
もう一方、製缶業者の方とも名刺交換時に好印象で話をすることができたので、こちらの方とも関係を深めることで、例えば補助事業のデータ取りをお願いするなど、何か協業へつなげられそうな雰囲気がある。
受注や協業の匂いを直感に頼ってターゲットとして関係性を築く、ということを意識して行動していくように、出会いの広げ方の方針を少し軌道修正してみることにする。
人型ロボットの操縦
工場見学としては、大手メーカーとスタートアップと2件を訪問したのだけれど、本気で広報活動の一環として商工会会員を受け入れて対応してくださったのは、やはりスタートアップのロボット開発企業である。
大手は、それなりにデモルームを紹介してくださったり、総務部の安全の取り組みのプレゼンをしてくださったり、時間をさいてくださっているのは理解できるのだけれど、どこか熱量が足りない、やらされ感のある気がしてならなかったのが、独立してみて感じる新たな変化である。
一方で、スタートアップは、開発中の操縦型ロボットの体験もさせてくださるし、時間オーバーしてでも、思いや熱意を伝えたいと真剣に話をしてくださったのが印象的だ。
また、2班に分かれてのデモンストレーションでは、各班2名ずつ実際に操縦をさせてくださるということで、思い切って手を挙げて実際に操縦をさせてもらった。
力の加減をコントロールすることをコア技術として開発をされているということで、片腕だけを操作させていただいたが、とてもスムーズで誰でも操作できそうな感覚的に手首と肩、ひじを動かすだけで、同じようにロボットの腕を動かすことができたので不思議な感覚であった。
拡張現実というか、自分の腕が大きくなった感触でスムーズに動かすことができたし、どんどん実用化がされていけば普通に普及できるのではないかと本気で思える瞬間であった。
一方で、モノづくりに携わる人間としては、その科学技術についていかなければならないと、改めて強い意志を持つことができた。
毎月刺激を受ける交流会
夜は毎月恒例の投資家やスタートアップ関連の経営者の方々との交流会だ。
今回は少人数だったということもあり、久しぶりに主催者の方とお酒を交わさせていただき、色々なお話を聞かせていただいた。
こんな話をタダで聞けるのだから、この交流会を開業当初に知り、毎月参加できる限り参加するということを決めたことに間違いはなかったと思える時間であった。
とにかく、たくさんのスタートアップを見てきているから、例えば10億の売り上げを上げるためにはどのような道筋で達成するかはある程度分かるということは、説得力のある言葉であった。
パッケージとして決まっているとすらおっしゃっていて、「ただ、こちらがいくらアドバイスをしてもできない人は言われたとおりにできない」と言うこともおっしゃっていたのが印象的だ。
「とにかく、食い下がって、何とかしてこの人にアドバイスをもらえるようにしたい、そのためにはある程度の実績を」とその時に思った。
一方で、今すぐにでもアドバイスをもらえないのはなぜかと、自分に問うと、「見透かされたようで、事業にも自信がなく、今やろうとしていることにダメ出しを食らうのが怖いのだ」そいう結論になった。
何でも良いから、アドバイスをもらえるようなネタを持ってDMをしてみようと思う。
また、毎回、交流会の前には基調講演をしていただくのだが、今回は育児関係のサブスクで20億近くの売り上げまで伸ばした同い年の経営者の方、それと物流のDXに人生をかけて臨んでいる経営者の方の話であった。
前者の方とは、アクセラレータプログラムで今後お世話になることもあるだろうし、何よりも大学時代にお世話になった先輩の同期でもあることが発覚したので、今後もお付き合いを深めていかなければならないと考えているところである。
後者の方も、ITコーディネーターとしてバス会社からの相談を受けているとい話から、何かしらの交流は取れそうな感じで名刺交換をさせていただいた。
とにかく、事業を立ち上げて軌道に乗せている先輩方の話を聞き、アドバイスを受け、パッケージ化されている成長路線に施策を順番通りに進めていくことが大切だと思えてきたということが、半年前より少し成長した証なのかもしれない。