展示会出展の費用をどう捉えるか
2月の頭に開催される介護向けの展示会に出展することに決めたのは、多少出店費が高くても配膳ロボットを販売できる可能性があると見越しての判断である。
- そもそもLPを見て主催の企業から連絡がきた時点でストーリー性がある
- 時期的に厳しいが先延ばしする理由がない
- 東京開催で遠い面があるが背に腹は代えられない
思えば、開業に踏み切った理由としても配膳ロボットの完成度と利益率の高さ、まだまだ競合が少ないという面で、10台も売れれば、2年分くらいはメシが食えるという算段があったからだ。
それなのに、飲食関連についてはコネクションも弱く、営業活動が全くできていなかった状況を鑑みると、このままフェードアウト、弱い市場に頑張って入り込む、別の市場へ入ってみる、という3パターンを選択するべきなのだ。
毎月費用が発生しているLPも活用できていない中で、唯一少しでも光があるとすれば、別市場へ入って1台でも実績をあげることだ。
実績ができれば、現状弱い部分についても何かしら手が打てそうな気がするため、今回は介護市場へ打って出る施策を取ろうと思う。
60万円の費用を使うことになるので、絶対に1台は受注を取らなければならない。
逆に、同じくらいの費用をかけて飲食関連に打って出るにしても、この先、どこにチャンスが巡ってくるか分からない状況であるし、その間は何も行動をしないのと同じになるのだから、今回はやはり良い機会ととらえて行動に出ることにする。
失敗に終わったとしても、1ヵ月寿命が縮まったと捉えて次の行動を起こせばよいだけだし、現状の設計・製作の仕事を続けても消耗戦になるだけというリスクを抱えた状態よりは、介護市場でのロボット販売はやれそうな気もしている。
出展費用が相場よりも2倍以上もかかるという点においては、心象悪い部分もあるが、大目に見て、進めていくことに決めた。
受注を取れれば良いのだ。
細部は取扱説明書のことまで考えて
画像認識システムについては、最終のセンサー部分のフレームも組立完了して、動作確認も行い、準備はだいぶ進んでいる。
前回よりはだいぶ仕上がりも良好であるが、細部までお客様のことを考えると不安な部分は多々ある。
何よりも、設置してしまうと取扱説明書の材料として写真撮影ができなくなるし、動作確認も手元でできなくなるので、残り2日でできる限りの資料を作成して据え付けに臨むべきだと考えている。
最後まで手を抜かずに、できる限りのことはやっていこう。
口座開設も仕事のうち
午前中に1件だけ用事を入れていたのは、融資の決裁が通った信用金庫に行って、法人名義の口座開設をする手続きを進めるためだ。
今までは、営業担当の方とのお話が多かったため、あまり気にしてはいなかったが、やはり金融機関ということで、対応としてはお役所的な、なぜまだこんなに紙ベースなのだろうか、と思わざるを得ない手続きであった。
その点については、役所関連同様、何を憂いても変わりはしないので、愚痴を言うことは避け、「これも仕事のうち」と割り切って対応するように心がける。
唯一気にしなければならないのは、DXの導入の流れだけは情報を得ておき、いつかタイミング来た時に動けるようにしておくことが大切だ。