補助金のデータ取り作業に時間がさけずにモヤモヤする日々であるが、今日の納品がひと段落すれば、少しずつ軸足を補助事業に移していけるはずだ。
問題なしの納品でも無償で追加対応を
今期の売上目標は500万円、着地としては450万円あたりを予測しているが、そのうちの30%は画像認識システムで賄っていることとなっていて、今日はその2台目の納品日である。
多少の不安はありながらも、いつも通り10時に現場入りをさせていただき、すぐさま取り付けにかかった。
食品加工の現場ということもあって、備え付けの設備に取り付ける際に、穴あけ等をしないでなるべく既存の穴を使って締結する方法を取っているため、思いもかけない事態が発生することはよくあることだ。
今回も、制御盤ユニット、カメラユニットは順調に取り付けができたのだけれど、トリガーとなるセンサーの取り付け予定箇所に事前確認の際には気が付くことができなかったシャフトが入っており、思ったような取り付けができずに手こずってしまった。
何だかんだで、昼を挟んで14時に全ての取り付けが完了し、予定通りに設定等に移ったところで、今度は動きについて想定していなかった事態が発生した。
そもそも、コンベヤから運ばれる対象ワークの袋は、不定期に停止することがあるため、トリガーを用いた撮影プロトコルでは、狙ったタイミングで狙った位置の撮像ができないことが判明してしまったのだ。
結局、取付位置を別の場所にするという移設作業を別途実施することになり、取付部材も追加手配して出直すことになった。
もちろん、追加費用もなく、嫌な顔一つせずに快諾する姿勢を貫いた。
筋としては、追加費用をいただいても文句の出ない状況であるが、立場的な部分やこれまでの経験上、お客様との関係を損ねないためにも、向こうから「追加費用は?」と言われるまでは、現状の予算の範囲内で対応すると決めている。
現場を後にする直前には、先日、展示会で久しぶりにお会いした専務が見回りに来られていたのだけれど、しっかりと挨拶をさせていただくこともできた。
初年度からお世話になっているわけで、今後「最も古いお付き合いの最重要顧客」ということになるのだろうし、現場、経営層、良好な関係を継続して、共に成長ができるように対応をしていきたい。
小規模な商工会の交流会にて
2時間離れたお客様と事務所とのちょうど中間点にあたる商工会の交流会が、ちょうど納品日と重なったために、現場から直行で会場に向かった。
10月にセミナーでお世話になった商工会で、その際に講義に参加いただいた方々とも久しぶりに再会し、終止リラックスした良い時間を過ごすことができた。
小規模といことと、大学でお世話になった地域でもあり土地勘もある、ということで、少し離れた地域ではあるが、関係を深めたいと思って会員登録もさせていただいた。
中でも工業部会に所属させていただき、今回もものづくりに携わる経営者の方々とたくさん楽しいお話をすることができた。
初のセミナー講師をさせていただいたご縁もあるし、この交流の先に何かビジネスが生まれることを信じて関係を深めていくしかない。
追加発注に対応できる体力を
週末と言うことも会って、納期確認などいくつかの発注先と連絡を取る中で、注文いただいている温調デバイスの社長からも製作の進捗はどうなっているかと連絡をいただいた。
こちらから、しっかりと線を引いて連絡をしなければならないところであるが、毎度できずに、甘えてしまっている。
とは言え、コミュニケーションを取りながら進めているので、そこまで不満に思われてはいないと捉えている。
いつも通りのやり取りの最後には、追加で1月末までに倍の台数を製作できないかと、さらっと依頼も受けた。
「見積もりをしてみます」と回答をしたが、引き受けない理由が見当たらないので、注文をもらうつもりだ。
そうなると、懸念点としては補助金の報告に時間がさけるのか、という部分が焦点となるが、もう気合と根性でやるしかない。
データ取りをどうするか、その1点に集中して明日からの週末に構想を練っていくことにする。