創業セミナーを後にして思うこと
兼ねてから参加申請をしていた創業セミナーは、大阪の産業局が主催するもので土曜日開催ということもあって、期待をしていたのだが、結果的には期待と違うもので、最初の基調講演を聞いて帰ってきてしまった。
なぜならば、講演の後はグループ討議などがあって、参加者交流ができる場が用意されていると勘違いをしてしまっていたからだ。
13時から18時までと長丁場で、トークセッションを聞いていられないなと思って、早々に退席を決断したのは、その後のプログラムで話題となる「創業にまつわる苦労話」がどういうものか目に見えて分かってしまう、という点もある。
この一年間の成長を感じる瞬間ではあるが、せっかくなので基調講演をしてくださった方と、講演後に名刺交換をさせていただき、それでも創業時に気になっていることとして、「値段の決め方」について質問をさせていただいた。
後ろに多くの方が列をなしているのに、丁寧に考えて回答をしてくださったその姿勢は、回答内容よりも、よほど参考にしたい態度であった。
「できることを全てやらずに小まめに出して値段を決める」「協業する人を集めて皆で値段を決める」というような内容の回答をいただけたが、悩んで答えてくださるあたり、決まった商品やサービスがない事業形態での値付けは難しいのだろうと再認識できただけでも参加してよかったと思える。
これまでの出会いの中で、創業のアドバイスをいただいた方々からかけられた、心に残っているコメントはそう多くはない。
- 入口として、Q&Aによって診断ができるチラシを作ってみる
- 一人一人と関係性を作ってビジネスとしていく(今日の公演より)
- この悩みにはあの人だ、と言われるように顔を売ること
- 地域性を活かしたビジネス展開をすること
- コンサルタントはタダと思われている、お金を取る工夫をするしかない
- 場末の饅頭屋だって色々と考えている
- 値段は自ら言わず相手の予算を引き出せ
最後の二つは、直接言われた言葉ではなく、有名人がメディアで言っていたことであるが、結果としては、この二つが何も商品やサービスを持たずにメシを食っていかなければならい現在の状況では一番参考にしているアドバイスである。
追加部品の手配と次の注文の準備
この土日の週末の予定としてタスクをいくつかピックアップしていたが、最優先で進めることにしたのが、昨日設置した後にすぐに場所を変えて取り付けし直しとなった画像認識システムの部材手配だ。
取り付け箇所には捨て穴はないため、クランプで挟み込む形式にすることでお客様と合意をしていたたえ、そのクランプの選定と追加で手配が必要なフレームの検討を写真を見ながら考えてみた。
結果的に追加分の材料は2万円弱というところで、保守対応の範囲内として無償で行うことができそうだ。
週明けに、先方に連絡して何とか年内に決着がつけるように日程調整を打診したいと思う。
急ぐ理由としては、次の案件として、袋の破れを検知するためのシステム構築で注文をもらいたいという下心もあるためだ。
この画像認識は一筋縄ではいかないが、この際、できることを限定してよほどのシワや破れがない限りはOKとするような、そんな提案で検討できないか一緒に協議しながら進めて行ければと思うところだ。
残りの設計を進めよ
温調デバイスについては、追加で10式の依頼を受けようとしているので、合計20式を作れる体力と材料調達が必要だ。
部品については何とかなりそうなのだが、そもそも未だ評価やプログラムが完成していない部分があるので、それを急いで進めていきたい。
追加注文に一喜一憂している場合ではなく、進められるところに集中して対応をする、基本的な姿勢を崩さずに、お客様に寄り添っていくスタイルを貫くように、今一度再確認をしていこう。