展示会出展に思いを込めて
2月に出展する展示会はエントリーは滑り込んだものの、出展企業の案内についての記入ができていなかったので、締め切りギリギリであるが入力を行った。
意外と文字数を多く記入できる欄や共同出展企業の欄、出展商品についての説明の欄など、ボリュームもあったため2時間以上かけて内容を吟味した。
出展商品としては、以下の4点
- 配膳ロボット
- カスタマイズ用走行ロボット
- 足を鍛える垂直律動システム
- 現場管理用のスマホアプリ
何となく形になりそうな気もするし、協力いただく企業の方には感謝しなければならないし、後一ヵ月で内容を詰めていかなければならない。
ロボットについては未だ入荷してないものもあるし、これから動きを確認しなければならないし、大変だ。
しかし、動かせるようになってしまえばこちらのものであるし、全く別の作業ということでもないのだから、意外と補助事業と展示会の相性というか相乗効果のようなものはあるのかも知れない。
異業種交流で空振りも
午後からは、ごみのリサイクルを学ぶ商工会議所が主催する講習会に参加して、太陽光パネルの再利用現場を見学させていただいた。
法律でも2030年からのリサイクル化が可決されてホットな話題とのことであったが、需要に対して供給が追いついていないようで、関西地区4社で協力してさばいている状況とのことであった。
枠のアルミニウム、基板を保護しているガラス、基板を貼り付けている繊維状のシート材、というように割とシンプルな構造な太陽光パネルを物理的に引っ剥がすという作業が第一工程であった。
リサイクルと言っても、メインのガラス材料は再利用化が難しく、単に埋め立てるとか、よくてアスファルトに混ぜる、というやり方のようだ。
今回お邪魔した工場では、910℃までに溶融して、発泡ガラスというものにすることで、浄化フィルターや土壌改質剤で使えないかと模索している模様。
1枚の太陽光パネルが3000円で買い取りできるのに対して、1㎡のリサイクル発泡剤が3万円ということで、このビジネスがそれほど儲かる商売ではない、というのが課題なのであろう。
儲からないビジネスは、ボランティアか補助金で補填するという流れになるのが常であるが、今のところご協力できそうなことはなさそうと判断してしまった。
今回は、ご挨拶も控えて、交流会としては空振りに終わったが、業界のことを知れる良い機会であったという結論にしておこうと思う。
案件が出てきているのは確かで悩みも増える
最近は案件がぽつぽつ出てきており、開業してから半年くらい何もなかった時と比べると、明らかに違いを感じる。
受注につながるかどうかはさておき、今日も2件ほどの案件があって、そのうちの一つが、先日の商工会での交流会で知り合った企業から、計測機器の設計について、メールが届いた。
実際にご挨拶した方は事務系の方であったので、メールをいただいたのは別の開発系の方からであるので、引合いの流れとしては「交流会の効果が発揮された」と言えるものかと思う。
もう一件が、ITコーディネータ協会から募集がかかった大学のDX化プロジェクトとして、一年間、週に20~30時間程度を拘束されるという案件である。
詳細は問い合わせをするとして、仮にこの案件が200~300万円の報酬が期待されるのであれば、飛びついても良いのではないだろうか、と思うようになってきてしまった。
毎日午前中は大学の仕事をする、ということになるのだが、報酬以上に不安になるのはなぜなのだろうか。
- 午前中は毎日、大学の仕事をすることへの抵抗感
- 他の案件が取れなくなるという機会損失を懸念して
- まとめて一週間空けます、というようなスタイルが許されるのか
- 時間集約の労働に対しての抵抗感
逆に、メリットもあると考えている。
- 京都大学というブランド傘下で働ける
- 研究所や教授への営業がしやすくなる
- 1年とは言え、ベースラインの安定収入が見込める
ITコーディネータとしての仕事が好きなのかと問われると微妙であるが、「口出しするが手は出さない」という姿勢のコーディネータの仕事はコンサルティングとしては良い姿勢であるし勉強にもなるのではないだろうか。
募集1名で、しかも素人であるので採用されるのは厳しいかも知れないが、協会の会長に相談してみようと思う。