毎日更新 限定  起業日誌

324日目 新たな出会いの場は狙いを定めて

今日で年内の名刺交換ができる場への参加は最後となる予定だ。

目標の1000人には少し足らないが900名以上の方とご挨拶ができたことは今年一年、唯一数字的に頑張ったと言えることだ。

価格交渉

思えば先々週の金曜日に突然の追加製作依頼を受けて、週明けに予算内で実施可能である旨を伝えた翌日の話だ。

「原価が上がっているから値下げをして欲しい」という温調デバイスの製作依頼元の先輩社長からの朝一の連絡から一週間が過ぎていた。

「お世話になっている方なので、ある程度の値下げ交渉は仕方ない」と腹をくくるものの、既にただ働きも同然の工数を費やしている面もあるため、毅然とした態度も必要ということも胸に交渉の場に着くことにした。

いつも通りの挨拶をして、何となくその話に向かうのだが、落としどころは先方から先に口に出していただけないかと探っていたところ、案の定、しびれを切らして指値をおっしゃっていただいた。

こちらとしても交渉ネタというか、工数にしても300時間はくだらないくらいの手間暇をかけて対応をしている点については、理解いただきたいという思いはあったが、あまり揉めたくもないし、伝えたところで次にも繋がらないと判断して、さらっと言い流すことにした。

とにもかくにも、追加台数を実行することは確実となったので、やるからにはいいものを早く届けられるように集中してやるだけだ。

懸念点としては、まずはプログラムの部分について、アプリソフトの設計の方と上手く連携して進められるかどうかだ。

二日連続空振りセミナー

有給休暇で休みの妻と早めのランチを済ませて、午後からはCASE時代に対応すべき中小企業のあるべき姿、のようなテーマの講演会に参加してみた。

近所の大学の先生が登壇されていたので、ワンちゃんご挨拶できればと思って臨んだのだが、内容的にも牧歌的な部分が多く、終わる前に退席をしてしまった。

どうやら、定年間際の大手企業から出向してきた人達で形成されている支援団体が、経営傾く下請け加工業者の経営改善を目的に、新規事業をサポートしているという報告内容を基にしたディスカッションという点にウンザリしてしまったのだろう。

弱いものを助けるのも必要だろう、仕事がなくなってしまった人を救うのも大切だ、だからと言って、その両者がタッグを組んでしまうところに残念さを感じるし、何ならそこに税金もつぎ込まれているのだらから、「これじゃあ円安になるのも仕方ないか」と思わざるを得なくなる。

これまで、交流会で色々な支援団体や商工会の方々とお会いしてきたが、しっかりとした目線で判断してお付き合いをするようにしないと危険であると、薄々は気づいていたが、今日はっきりと認識できたことが良かったことと言える。

それくらいしか得るものがなかったが、空振りの中にも次に繋がる何かが認識できたのだから良しとしよう。

仕上がり上々 さあ組み立てだ

講演会の帰り道に寄り道をして向かったのは、温調デバイスのケーシングをお願いしていた業者へ仕上がった品物の受け取りだ。

1式分でもとお伝えしていたが、出来立てほやほやの5式分を用意いただいていて、とても助かった。

仕上がりも、試作用でそれなりのものと覚悟はしていたものの、想定以上に綺麗な仕上がりで大満足だ。

歪からくるズレは多少あるが、そこは限られた予算での対応ということで大目に見てもらうことにしよう。

持ち帰って、はめ合いの部分や圧入箇所の確認をしたが、大きなミスは見当たらず、それなりにものにできそうな雰囲気である。

最悪1日あれば、組立の方は何とかなるとしても、まずはプログラムを何とかしなければ始まらないので、さあ組み立てだと思う気持ちを押させて、ある程度確認取れたところで、まずはプログラムに専念することにする。

目標としては、明日一日でプログラムの懸念点を全てクリアにすることだ。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立