何時間でもやっていられるのは天職か
これだけ一日に何時間もCADをいじって作業をしていられる、ということは天職なのだろうか?ということをついつい考えてしまう。
結局、転職なんてないという答えを持っていたら、考えることさえ意味のないことなのだが、どうしても「強み」とか「コア技術」とか、一人とは言え、持っている経営資源を考えると、作業を続けられるということも企業として一つのコアコンピタンスとなる訳だから、その点について色々と考えてしまう。
一方で、その時間がとても楽しい時間か?という問いに対しても、特に苦痛でもないしどちらかと言えば楽しいが、最も楽しい時間という訳ではない。
これが、組立作業や創作作業、機器の分解やメンテナンス作業となると、プライベートでも没頭してしまうので、趣味の領域で楽しいと言えるものかもしれない。
転職かどうかの判断はできないにしても、こうやってものづくりに携わることは、少なくとも関係する人と共通の会話ができるし、熱く語れることもできる、もし従業員を雇うこととなっても、統制が取れるくらいに譲れない軸もできていると考えている。
ビジネス展開において大切と言われている、自身が好きでたまらなく、楽しい仕事なのか?という判断基準においては、一定のレベルは余裕で超えているのだから、胸を張って経営を続ければよいのだ。
同じように楽しい仕事の単価を上げよ
設計、製作は楽しい仕事と捉えたとして、同じように楽しい仕事は何なのだろうか?
厳密な比較はできないが、これまで対応してきたHP制作やコンサルタント、開発サポートの仕事もやっていて楽しいものであった。
極論を言えば、好きなお客様からの依頼であれば、何でも楽しいのであって、仕事の内容そのものはどうでも良いのかも知れない、とすら思う。
であれば、好きな人をもっと増やすこと、その方々から費用をいただくにあたり、単価を上げていただけるように、しっかりとした対応を繰り返す、これが経営方針の軸になるはずである。
できれば、気の合う仲間のようなそんな素敵な方ばかりをお客様で固めてビジネス展開ができれば、精神衛生的にも安心で、逆にそれくらい言葉は悪いが人を見て取引先を選別するくらいの方が、経営がうまくいくのかも知れない。
新しい仮説が出てきたが、これも含めて、起業にあたって事業を安定化させる手法の検証を身をもって進めていきたい。
- 何はなくとも人と出会わなければ受注はありえないから人と会う
- 関係性を構築するまでに10回はコミュニケーションを取る
- 低価格でも良いからお仕事をいただく
- 一生懸命に全力で取り組んで喜んでいただく
- リピートに繋げる
- できれば会話をしていて心地のよいお客様と取引をする
明日からの一週間
また明日から一週間が始まる。
直近2週間が設計案件に没頭していたこともあるし、レビュー対応や問い合わせ等の回数も増えてくるはずであるから、切り替えが難しいだろうけれども、補助金と展示会準備については、時間が迫ってきているので対応を急がなけれなならない。
加えて、数えるほどもない既存顧客への対応もしっかりと行い、充実した一週間を送れるように、体調には気を付けてよい準備を心がけたい。