製造フィードバック、懐かしい対応
設計案件を受けている企業の製造担当者の方から毎日頻繁に連絡がくるようになったのは、1月末に図面提出をしたユニットの組立作業が始まったからだ。
初めての組立では、製造部門としては「どんな設計者なのだろうか」という様子見ながらお手並み拝見というスタンスであるし、こちらとしても問い合わせの内容でおおよそのスキルが理解できるというものだ。
日本の製造業は優れているもので、だいたいの業者がしっかりとした組み立てや考察をしてフィードバックをくれるものである。
中国をはじめ、アジアの国々のレベルも相当上がってきていると感じているので、もしかしたらそんなに差はないのかも知れないが、平均値を想定すれば、まだまだ日本のアドバンテージは十分にあると感じている。
設計した者に対してのフィードバックにドキドキする感覚は、かれこれ10年以上ぶりに体験するものであるが、設計チョンボがあろうものなら、本当に嫌になるくらい自己嫌悪に陥ってしまうものである。
かと言って、うまくいけば当たり前というのがプロの世界であるので、DIYをしているように、嬉しいとか楽しいと思うことは少ないかも知れない。
今は、これで食い扶持をつなぐしかないので、与えられて設計案件は一生懸命に全力て取り組んでいく覚悟だ。
関係を深められた瞬間
朝一に製造へ立ち寄った後は、経済センターで東京から来られている商社の方との面会が控えていた。
補助金でニオイセンサーを購入した相手であるのだが、何回かやり取りをしたり、先日の展示会でお話をしたりしたことはあっても、正直お互いにしっかりと素性を話すことはなかった。
たまたま大阪に立ち寄るから会いに来てくれるだけなのだろう、そう思っていたが、どうやら本気で事業を展開していることを伝えに来てくれたようだ。
なんでも、においセンサーの事業はスタートアップが確立したのだが、最近化学メーカーに事業売却されて、その販売権を持った化学メーカーの新規事業部署の方に会いに来た後にこちらに立ち寄ったとのことであった。
ニオイセンサーを使って、ハンディーの検査キットを作ることを想定されており、その話をしに来たそうであるが、なんだか面白そうな話であるので、「できることは何でも手伝う」といういつもの決まり文句を言って、化学メーカーとつなげてもらえるようにお願いをした。
商社とは言え、どうやら商品開発をする文化のある企業のようで、今後とも何かしら協業ができそうな雰囲気であった。
いや、むしろ、やりたい事業は正にそういうことだと少し嫉妬すら感じながら、ものづくりについての雑談を繰り広げた。
年も近いし、今後とも仲良くできそうな感じがしたし、開業してから1000人の方とお会いしたが、別れ際にがっちり握手を交わした相手は初めてのことだ。
関係性を深められたことは間違いないし、これを何かのビジネスに結び付けられたら最高である。
年金事務所を恐れるな
兼ねてから、健康保険の認定登録の際の「役員報酬額」が高かったことについて、どうすればよいのか問い合わせをしていたのだが、どうやら源泉徴収を持っていけば訂正ができるとのことであったので、手続きをしに年金事務所に向かった。
確かに、思っていた以上にすんなりと訂正資料を受け取ってくれ、「審査をして差額分も還付しますね」なんて言ってもらえるのだから、最初からビビらずに相談をしておけばよかったと思う次第だ。
しかし、注意しなければいけない点も今回初めての経験で分かったことである。
- 役員報酬は株主総会や取締役会で決められることでそう簡単には変更できない
- 業績が悪化したから届出の金額よりも低くなったのであれば、その議事録を提出せよ
- 記載間違いであれば、源泉徴収や議事録で信ぴょう性を証明せよ
ということで、法人の決め事はしっかりと手続きを踏まなければいけないのだ。
今回の報酬額決定の誤記訂正については、今年のどこかで、しっかりと税理士を付けて、会社としての体裁を整える作業をしなければと、つくづく感じたエピソードだ。