毎日更新 限定  起業日誌

427日目 悪夢の一日の続き

昨日の突然の嘔吐と下痢は、完全に娘から移された胃腸風邪、つまりノロウイルスではないかと思われる。

発症して12時間が立てば峠は越えると言われていた通り、朝には吐き気も止まって、何とか午前中の打ち合わせには参加できそうだ。

顔合わせは肩透かし!?大手の思いは

今日は、家電製品の開発サポートのエンドユーザー様へ訪問して、顔合わせ+概要の確認をする日であった。

さすが大手家電メーカーと言えばよいのか、4人も5人も担当の方が出席され、こちらも4名で参加ということもあって、狭い打ち合わせ室にぎゅうぎゅうの状態となった。

不安であったのは体調面だけではなく、そもそも「常駐で設計をやってほしい」という、暗にこちらがそう捉えていた要元の要望がどこまで本気なのか、という部分も大いに気になっていた。

だからこそ、初日からべったり張り付きで、ということも辞さない覚悟で、お昼を挟んで実機を交えて説明を聞く、という部分まで見込んで朝から参加していたのだ。

研究開発の方と製品化の方といくつか段階に分かれて仕上げているようで、その過渡期にある基板に書き込むためのプログラムを設計するという内容なのであるが、どうも要元もきっちりと仕様が決まっている訳ではなさそうだ、という雰囲気はまずもって感じられたところだ。

ひとしきり概要を伝えていただいた後に、実機を確認して一時間程度が過ぎたところだろうか、「今日は時間がないし、お伝えする内容もないのでこの辺りで・・・」的なコメントが出てきて、次回の打ち合わせの日程を確認し、その間に必要なファイルを送付するので見てきて欲しい、という流れになったのだ。

一日べったりと思っていたのに、飛んだ肩透かしを食らう形であったが、それはそれでこちらの思うようなやり方、つまりリモートでマイコンのデバッグや修正などを実行するスタンスを貫けそうな気もして一安心だ。

何よりも、寒気が収まらず、頭痛もひどくなってきたので、昼を挟むどころか、一時間の打ち合わせでもギリギリの体調であったため、とても助かる早期切り上げの初顔合わせとなった。

家族全滅で完全にシャットダウン

意識がもうろうとし出している中で運転をして何とか家にたどり着いたところで、完全にシャットダウンとなってしまった。

打ち合わせの最中に娘から弟も気分が悪いとLINEが入っていたのだが、その下の息子が無事に嘔吐する様子を見守って、寝るしか方法が思いつかず、着替えることもままならぬうちに、こちらも眠りにつくことにした。

次に目が覚めた夕方には妻も職場から早退していたようで、ぐったりしていたし、このまま家族全員、夜ご飯も食べられぬままに、コロナ以来の全滅状態を経験するのであった。

それでも、朝一の打ち合わせの前には、設計案件の現場である安全柵の組立の様子を見に行くこともできて、電気設計担当の方と不明点について認識共有をすることができたし、何とか最低限の仕事はできた一日であった。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立