焦らずに体調を戻そう
吐き気はなくなったものの、ひどい頭痛が続いているため、今日はひたすら眠る一日となってしまった。
「この状態でよくも昨日は午前中に打ち合わせに向かえたものだ」と我ながら感心する一方で、そこで無理をしたから、結局その後に寝込んでしまった、とも捉えられるわけで、いずれにしても事業活動がストップしてしまったことに変わりはない。
ここまできたら、焦る必要はなく、ただひたすらに回復するために集中をするだけだ。
やる気とかモチベーションとか言われるが、結局のところ体調が悪かったら何もすることができないし、気力も湧いてこない。
ということは、普段でも体調が優れない状態であると、何かしらの心の持ちように影響をおぼよしてしまうこともあるのだろう。
健康第一、それに尽きる。
最低限のやれることは電話とメール
一日中寝ていたとは言え、世間は金曜日なので設計案件の製造現場からは何回か電話がかかってきて、質問事項を受けたのだが、現場作業が止まることのないように的確な回答をすることだけは心がけた。
合わせて、メールについてもこちらに投げかけられたボールは直ぐに返せるようにチェックだけは頭痛をこらえてするようにしていた。
幸いにも、そこまで大きな問題となるような問い合わせはなく、何とか金曜日を乗り越えられたのは不幸中の幸いとでも言えるのだろう。
この経験をプラスに変えるには
開業以来、どんなに体調が悪くても、全く事業活動ができない日というのはこれまで一度もなかったが、さすがに今回のノロ騒動には打ち勝つことができなかった。
この経験をプラスに変えるのは中々難しいくらい、一日全く何もしていなかったのだが、強いて思うことは、例え倒れて活動がストップしてしまっても、企業としては動いている状態を常に作っておく必要はあるのではないか、という思いに至ったことではないだろうか?
例えば、従業員を雇ったり、多くのタスクを外注活用しておけば、欠員が出ても事業としてストップすることはないだろう。
経営者自らが手となり足となり作業を実行する一人社長の状態は、緊急時に対するリスク回避ができないという危ない状態なのだという認識を持つことができたのは、病気になって良かったことと言えるだろう。
これを機に、緊急事態のダメージをいかに軽減するか、普段から考えて備えるような癖をつけるようにしたいと思う。