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431日目 身の程を知って立ち振る舞え

パートナー選びは気を付けよう

家電製品の開発サポートについては、売上の80%以上を外注に支払って実行するプロジェクトとして動き始めたが、少々無理を言ってお願いをしてしまった部分でほころびが生じている。

今日も、外注先の社長から電話があり、「受け取ったタスク量が膨大なので仕事をお断りしたい」という旨の話を突き付けられた。

気持ちをなだめつつ、お客様とも相談しながら、まだ明日の打ち合わせの内容をもって精査しないと分からないし「もし、本当にタスク量のバランスに認識違いがあるのならば、交渉しましょう」という話で落ち着いた。

ビジネスパートナーとして選んだのはこちらであるし、無理なお願いをしたのもこちらであるから、この件に関しては、完全に下手に出て、必ずゴールまで向かうような方向付けに徹していかなかければならない。

別の見方をすれば、買い手の交渉力が強い状態を作ってしまった、こちらの経営ミスとも捉えられるわけで、いずれにしても経験不足からくる、厳しいタスク進行を自ら強いることになってしまった例と言えるだろう。

パートナー選びには、人間性だけでなく、ビジネス感や経験値なども含めて総合的にジャッジをしていく必要があることを学んだ。

今回については、「創業したてであるからどんな案件でも喜んでくれるはずだ」という甘い考えが一つ道を間違った原因でもあるし、「いったん引き受けたらとことんやってくれる人だろう」と勝手に相手のビジネススタイルまで決めつけてしまったことも良くなかった。

とにかく、まだこの先、2ヵ月の長丁場のプロジェクトであるのだから、他にも色々と振り回されることもあるだろうし、一喜一憂せずに少しずつ前へ進めるようにしていこうと思う。

設計は、もがけば進められる

4日間も時が止まっていた間に、本来であればお客様へ提示しておかなければならなかった設計案件の報告も遅れてしまっている。

そもそも、お客様の先の要元の設計者がある程度メーカーを選定して進めていたというところもあって、どのように進めるかを思案していたのだが、朝一にもう一度要元へ電話で確認して、既定路線で進めて欲しい、という旨の言葉をいただいた。

であれば、こちらで選定していたメーカーには申し訳ないが、別のメーカー品で設計を進めるしかない。

要元も心象や思惑、設計思想を最大限に活かして、こちらは損得抜きにただただ設計に集中するだけなのだ。

そう言い聞かせ、何とか夕方には提案書を作成してメール送信するところまでこぎ着けることができた。

反応次第であるが、設計ゴーがかかれば、今月売り上げとして10万円~20万円くらいは請求ができそうなボリュームである。

カードなんて作っている場合ではない

信用金庫の創業融資を受けた絡みで、アメックスカードの法人契約の話を聞かなければならず、支店の相談ルームへ向かった。

一応、社判と印鑑は持っていったのだが、ポイントの話や特典の話を一通り聞いて、結論は一週間後とさせていただいた。

アメックスと言えば、ステータスで持っておくことが一番のメリットと言えるのだが、今の経営状況でステータスを気にしている場合ではない、というのが正直な感想だ。

そういうことで、お断りをする腹積もりは決まったものの、信金の顔も立てないといけないので、念のため営業の方が退席された後に、信金の担当の方へも確認を取ると、「お断りしていただいていいですよ」という話であったので、心起きなくお断りをしようと思う。

そこは、さすがのアメックスで無理して入会を勧めるわけでもないし、「この機会を逃すと」的な営業スタンスも全くないので、とても好感を持てる。

いずれは、加入できるように、今は事業の立ち上げに専念をするのだ。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立