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439日目 気持ちの良さは大切にしたい

引合い2件の次は見積2件提出

今日は引合いをいただいている3件のうち、カメラ画像システムと設備設計の2件分についての見積書を発行することができた。

一つは60万円、もう一つは20万円と価格帯としては中規模な見積もりとなるが、ベース収入を稼ぐうえでは大事な仕事の見積である。

ベース収入としてのメインは設計案件で、それを毎月30万円分お仕事をいただくということも、継続するという断面においては奇跡的な出会いがあってこそと思うし、それに加えて+α分の引合いを都合よく月に1件ずつ毎月並べるという作業も、運とタイミング次第となってしまう。

サブスクのように毎月安定して見込めるような取引を、というのは簡単でなかなかそのようなサービスをお互いに満足しながら継続していくことは困難なことである。

しかし、リピートのお仕事をいただく、という断面で考えると、広い意味ではサブスクを実行しているのと同じことなのではないだろうか?

まずは一回目の引合いをいただき受注をする、その後は顧客満足をいただけるようにサービスを提供して、リピートに繋げる、この考え方の方が、サブスクを狙うという考え方よりもしっくりとくる経営方針と個人的には考えている。

気持ちよ良くないお誘いとなるのはなぜだろう

経営をしていると色々なお誘いのお話をいただくが、その際に大切なのは、「この話は誰にとって何のメリットがあるのだろうか」という、見極めというのが大切となってくる。

基本的には、詐欺まがいの誘いも含めて誰かが得をするものが勧誘というものであって、広い意味で行けば営業活動も同じようなことである。

その場合の判断基準は簡単で、お互いにメリットを出せる案件なのかという、取引における基本的な考え方ですんなりいく。

それに対して厄介なのが、自治体や商工会などが開催するようなセミナーやプログラムであって、そのような類の誘いは多くは無料か低コストで参加できるものなので良さそうに思えるのだが、中身が伴っていない場合が多い。

今回も、自治体が主催しているアクセラレーションプログラムへの参画を紹介されたのだが、あまり気持ちのよいものではないお誘いであって困惑してしまった。

「なぜ誘ってくれるのだろうか?」「良いプログラムというのならば当の本人が成功を収めていないと信ぴょう性がない」「他のプログラムの方が優秀な経営者を輩出しているのでは?」というように、疑問符ばかりが頭をよぎってしまい、どうにも気持ちの良さが出てこなかったのだ。

とにかく、気持ちの良くないことは実行しない、気持ちの良くない相手とはほどほどの距離間でビジネスを遂行する、その姿勢で対峙した方が個人的には精神衛生上良さそうだ、ということを改めて感じた。

気持ちの良くないお付き合いでもお金が動くなら別

この「ほどほどの距離間でビジネスを遂行する」という、曖昧な方針が今の段階では重要なことだと考えている。

一つに、そこまで経営者としての目利き判断ができるくらいの経営経験がないというところに最も大きな理由がある。

そもそもで言えば、えり好みをしている場合でもない、という点も大きな理由だ

しかし、長期的な目線で言えば、せっかく独立をしたのだから、お付き合いするビジネス相手も気持ちの良い方々に限って取引させていただけるようにしていくようにした方が良いだろう。

極端に言ってしまえば、利益度外視して太っ腹で対峙してくださる人は、お付き合いをしていてこちらも気持ちよくなれるし、お互いに利益を生み出していこうという姿勢になれる。

逆に、自社の利益ばかりを考えているような経営者とは、そう長くはお付き合いが続かないだろうな、と感じてしまうし、そのような方は一見人当たりが良さそうに見えても、取引を進めるうえで随所に気持ちの悪さが現れてくるものである。

現段階では、その気持ちの悪さは気にせず、ビジネスに徹して関係性を構築するように心がけて、どこかでハシゴを外されたり、裏をかかれたりしないように注意をしていければと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立