タイムワークに満足するなと言っても
設計案件について、かれこれ1ヵ月以上振り回されている状態であるが、この案件については出来高払いで請求を立てられそうであるので、例えば設計のやり直しを食らったとしても、その分も含めて、やった分だけ請求するつもりである。
そう考えると、やればやるだけ売り上げが上がるので、一つ精神面での不安材料が緩和されるのは事実であるが、最低レベルの単価が上がるとも思えないので、この状態を続けていることは良くないことだ。
次の手として補助金申請をしたお土産ビジネスが挙げられるが、危機感を感じるのは他の手を打てていないというところだ。
知人や友人から少しずつ依頼をいただけるようになってきているとは言え、これと言って将来に大きな波となりそうなものはないので、もう一段も二段もギアをチェンジして事業展開を計画していく必要がある。
知り合いを増やしてそこから案件をいただくという昨年講じていたアクションをもう一度実行するというのも手であるが、この半年の設計案件の実績を踏まえたうえでの営業活動を再度練ることが重要だ。
「早く次のアクションを」と焦る気持ちを抑えて、ここはもう一度、環境分析から実行する時間を設けることにしよう。
来期の行動計画と財務諸表
6月も残すところ10日で、7月に入ってしまえば最終の四半期に突入となり、9月末で今期が終わる。
気になるのは、決算報告をどうするかという税理士を探すという問題と、来期に向けた行動計画の立案だ。
今期内に射止めたい施策のうちの2つが申請した補助金が絡んでくるので、今は手を離れてしまっているから、どうすることもできない。
補助金の一つが、サポートをしたレーザースキャン導入の件で、採択されれば成功報酬として20万円が入金されるのだが、不採択となれば、さらなる補助金申請のサポートを、受け取った着手金の範囲内で実行しなければならないので、気が気ではならない。
安請け合いしてしまったことに、多少の後悔はあるが、これも実績として、今後に繋げられれば、元はとれるというものだ。
もう一つが、お土産ビジネスの補助金だ。
こちらは採択された段階で、追加で株式を発行して100万円を増資し、事業投資の経費に使い、代わりに補助金として約65万円を臨時収入として受け取るという算段だ。
これらの経験を活かして、来期はさらなる展開を見せなければならない。
今月から7月末にかけて、先を見定めたアイデアを出して、行動計画案を立てるようにしよう。
10年後にIPOが頭から離れない
先を見据えるにあたって、昨日のセミナーで講演をいただいた、訪問看護のシステムサポートの事業を立ち上げた社長の話がインパクトありすぎて、心を揺さぶられている。
事業立ち上げた10年前に「10年後にIPOを果たす」と宣言して、その通り上場を果たしたのだから、そのエネルギーとやらは凄まじいものであった。
とは言え、いわゆるオラオラ系の凄まじさというよりも「社会貢献」という観点からの事業成長へつなげるエネルギーが大きな方であるように見受けられた。
「事故で命を助けられた看護師を、今度はビジネスで助けて恩返しをする」という一人の人間の使命としては、これに勝るものはないのではないか、とすら感じた。
翻って、自身の事業はどうかなのかを問いただしたい。
自身の人生訓から始まり、ビジネス展開としては、「場末の饅頭屋精神」をもって、何でも対応する、という心意気は、個人事業主レベルであればよいが、出口を考えるとなると、ステークスホルダーを動かすにはペラッペラな理念である。
「やはり一点集中で、何かに特化した事業を伸ばすことを今一度考えなければならないのではないか?」
「いや、それをするためにも、今の事業は飯のタネとして芽を成長させて、しっかりと収穫させてからだ」
「そもそも、何をやるにしても、単なる惰性になっていないか?」
自分でもそう感じるのであれば、他人もそう感じているのは間違いないだろう。
やはり熱量が大切だ。
今日のところの結論としては、熱量を持って日々をコツコツと過ごすこと、これに限るという心境に至った。