毎日更新 限定  起業日誌

545日目 最後まであきらめるな

気持ち高ぶる訪問

昨日に紹介を受けたロボット会社とは10時にアポイントを取っており、おおよその場所は分かっているが、早めに車で向かうこととした。

15分前には近くに到着し、車を停車させた状態で少し頭の整理をすることにした。

現在はベースの設計案件をいただいて助かっているものの、設計事務所としてどこまでスケールアップできるかは懐疑的であり、製作案件も増やしつつ、今期の仕上がりは1000万円程度の売上、来期は最低でも2倍に伸ばそうと計画している状況である。

今期の売り上げも100万円程ショートしているのだから、今回の引合いは何としてでも受注に結び付けたいと考える一方で、大手からの引合いということもあって、不安であったりリスクが頭をよぎる瞬間もある状態でドアをノックさせていただいた。

出向いてくださったのは営業部長の方で、歳は3つほど上、聞けば転職してきて1年ほどで、前職は近所の製作会社であるというのだから奇遇というか世間の狭さに驚いた次第だ。

話の合いそうな営業部長と今回の案件についてのあれこれを話していると、そこに社長も入って来てくださって、色々と議論をさせていただいた。

  • 懸念点を考えると1000万円で見積もってもおかしくない内容であること
  • 懸念点を無視すればほとんど設計が終わっている状態であること
  • 社長の思惑、部長の思惑が少々ズレているのではと感じること

などを感じ取ることができたが、案件については見積回答をして営業部長の方に委ねることになった。

2時間近く話し込んでしまったのだが、案件の内容は抜きにして、全体的にはとても楽しく、今後とも別の案件などでもお付き合いを深めたい方々であって、気分爽快に退席をさせていただいた。

解決策が見いだせない扉問題

午後からは、設計案件で解決ができていない扉問題について、現場に伺わせてもらった。

金網部分を取り付けたらどうなるか、と保留にしていたのだが、やはり金網を取り付けてもねじれについては強度は相当に弱く、補強が必要であることは誰の目にも明確であった。

こんな時に1人でやっていると、いわゆる「レビュー」のようなものができずに困るな、というのが感想であるが、前に進めなければと思い、前職の先輩に動画を送って対策案を講じてみた。

軸部分と中心のフレーム、この2本を補強した部材に変更するだけで解決できます、試してみましょう、という結論を持って、その場を後にすることにしたが、心象としては不安なままであった。

予算も限られてきている中で、ご迷惑おかけしているという面は多々あるが、とにかく、その場しのぎでも対応をしている姿勢を見せつつ、連携を取ることで精いっぱいだ。

他の案件も動かせ

来週月曜日には画像カメラの現場対応が残っているが、これは火曜日以降にスライドさせていただいた方が良さそうだ、という結論に至り、明日、お客様に打診することにした。

その月曜には、扉の不具合対応をあてることにして、その他、細かい案件として、「弁当配送についての考察」や「野菜の自動カット機器」についても、せっかく声をかけていただいているのだから動きを見せる必要があった。

土日には診断士試験も控えており、最低でも2日前には何も仕事を入れたくはなかったが、そうはいかず、仕方ない状況だ。

少なくとも、設計案件の補強図面2枚を完成させ、弁当屋さん、野菜加工屋さん、それぞれに今日のうちに連絡を入れ、明日は学習に集中できる状況を作ることに専念することにした。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立