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554日目 儲かることをやれ

設計案件から離れて考察

かれこれ8月に入ってから設計案件がピタッと止まってしまっていて焦る気持ちがある一方で、新規事業であるお土産ビジネスやそれの延長線上に描いている店舗ビジネスについてのイメージが膨らむ一方である。

動かなければ何も受注が取れないのと同じで、考えなければ新たな事業は創出されない。

設計案件に囚われてしまって、日々、考察する時間が無くなると、その先の展開は縮んでいく一方で、かれこれ1月末から7月末までの半年間、そのゴールイメージは描けていないも同然であった。

かと言って、時間がなかったのか、と問えば、そんなことはなく、一日のうち数分いや数時間は考え込む余裕はあっただろう。

時間の使い方と言えば、診断士試験の学習についても同じで、頭を切り替えて数分でも別のことを考える、という癖を付けなければマルチタスクは実現できない。

「そんな切り替える能力を今から身につけようとするのは止めておけ」という声も聞こえるし、それはごもっともで、であるからには一日中、事業についてのアレコレを考えるようにしていきたいものだ。

結論としては、この連休中だけでも設計案件から離れて、少しでも将来像をイメージする考察をするようにしたいと思う。

絞った方がいいと分かっていても

「事業は絞った方が爆発的に儲かる」というのは、先輩起業家たちの意見を聞いてもその通りだと思っている。

しかし、現状、次のステージとして2000万円/年を考えたときに、現在実行している設計案件に集中してその目標を達成するという計画は立てられない。

仮に単価5000円で仕事をかき集めたとしても、4000時間が必要となり、毎月333時間を設計に費やさなければならない、という算段だになるからだ。

確かに、設計で売上2000万円となれば、粗利もほぼ2000万円ということになるから、1人社員を雇って実行してもらったとしてもおつりが来るくらいの金額である。

しかし、そこにたどり着くためには、社員一人を遊ばせることなく設計案件を受け続ける必要があり、受託事業としてはほぼ不可能という問題が発生する。

であれば、場内外注として実行するしかないが、現段階でそのようなチャンネルは一つもないし、仮に実行できたとしても人的なリカバリーが取れない以上は、リスクでしかない。

せめて3名程の場内外注を派遣できるような社員がいれば、という条件はあるが、一からコツコツ集めていては到底1年以内には達成できない。

あるならば、現在場内外注している業者の人員をごっそり引き抜くというやり方くらいであろう。

できるイメージがないのだから、設計案件で絞ることはやめて、他の事業展開を考えたいところなのだが、現状では爆発的な見込みのものはないため、できることをコツコツとやる、2期目もこの方針でスタートするしかないだろう。

進むべきは、得意なことと儲かること

先輩企業家の同級生からは「得意なこと、もしくは儲かること」に集中するべきだ、というアドバイスをいただいた。

すごくシンプルであるが、もっともであることだと受け入れている。

別の友人からは別の視点で、「好きなこと、楽しいことを事業にするべきだ」というアドバイスももらっている。

これも、事業を継続するには経営者が好きなことでなければいけない、というシンプルで当たり前のことであるのもうなづける。

きっと、この意見は、どちらも正しくて、であれば、全てを取り入れて実行する、ということが正解なのだろう。

何事も楽しくできる性分であり、どんなこともそこそこできるが、ずば抜けて得意なことがない以上は、儲かる事に特化するべきだ。

そうなったときに、環境として一番儲かる機会と言えば、インバウンドであることは誰も指摘することのない事実であるのだから、そこに絞って行動してみる、というのは十分チャレンジする価値があるだろう。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立