お盆の様子が違うというニュースからも
例年ではお盆と言えば都心は人が減るというのが定番であったのに、昨今では外国人観光客がきているために都心部も人が多いというニュースが目に入った。
強みであるモノづくりというという視点でみると、足元では色々な産業でお仕事をいただけそうであるが、技術力、世界情勢、エネルギー問題、自動車EV化、半導体業界、ロボット市場、色々と手を広げる先はあっても、日本の見通しはどこも明るい訳ではないのが実態だ。
それに対して、観光客相手のビジネスとなれば、この先少なくとも10年は極端に訪日外国人が減るとも思えないし、そこで支払われるインバウンドのお金を収益に繋げない手はないと、このニュースを見ても改めて感じるところである。
ポップなお土産品で荒稼ぎをして、本丸としては西陣織などの伝統産業へ足を踏み込んで一気にスケールアップも将来描くイメージにないわけではない。
喫茶系の店舗も併設したアトリエを設けることも最近の構想の中には出てきているビジネスモデルだ。
経営方針としては顧客を大切にしてリピートを獲得するということを言っているものの、外国人観光客相手となれば一期一会的な出会いが主流となり、その点においては方針がブレブレの事業になりかねないのは承知のうえだ。
クレームが出たところで数日後には日本から離れてしまうお客様であって、クレーム処理のリスクも低いという利点もあるのだが、この考え方すらも経営理念とは真逆の考え方と言われても仕方がないことだ。
そうしてでも、生きていくためには、日銭を稼いでなんぼの世界であって、一定のレベルに行くまでは綺麗ごとだけではうまくいく確率は上がらないし、ずる賢い経営をしなければ生き抜けないとも思っている。
これだけ人がいるのだから何とかなる
お盆休みということで、どこへ行っても人が多い。
今回の帰省もいつも通り、アスレチック公園とプールのある遊園地へと2日を満喫するわけだが、いずれにしても人は多い。
「これだけ多くの人が休日を取って働かずにレジャーを楽しんでいるのだから、自分もやってやれないことはない」と勇気が出る一方で、「多くの人と同じことをしていたら抜きに出ることはできない」と気持ち引き締まる部分もある。
そんな中で、ふと観察してみると、先日行った沖縄ですれ違う人たちと何となく違う雰囲気を感じ取ることができる。
それは、時期的にも子供たちの夏休みに入ったタイミングということもあって、沖縄では若干富裕層の日本人が多かった気がするのだ。
それに対して、今週は普通の週末に合わせたお盆休みということもあって、客層は一般的な解社員家族のような雰囲気を感じたのだ。
気のせいかもしれないが、雇用者と経営者では根本的な考え方が異なるので、その雰囲気に違いが出てくるものなのかも知れない。
自分も早く経営者側の雰囲気をまとえるように姿勢も正していきたいと思う。
やっている人はどこでも仕事している
同じく帰省中ということで、幼馴染の友人家族でのバーベキューに顔を出して、久しぶりに挨拶をさせていただいた。
友人の家族にはコンサルタント経営をされてる実業家の方もいらっしゃって、その方の話を聞けば、バカンスであろうがゴルフ中であろうが、すぐに対応をしなければならない時には所かまわずPCを広げて仕事をするとおっしゃっていたのが印象的だ。
サラリーマン時代には所かまわずPCを開く行為は実施していたものの、独立してからはもっぱら仕事はデスクか車の中か、ホテルなどの落ち着いた場所か、と限られていることにはたと気づかされた会話である。
余裕を持って仕事をすることはよいが、今一度がむしゃらに仕事をしなければいけない立場であることを再認識することができた。