毎日更新 限定  起業日誌

577日目 15万の粗利を50件こなせるように

一通り手配は完了、原価も見えている

昨日に注文書をいただいた温調デバイスの21号機から30号機までの10式分については、リストを整備して、手配業務を進めることにした。

ECサイトでの発注品目について先に発注を完了させ、加工部品については、リピートと転注先、いずれにしても見積依頼からのスタートとなる。

ケース部品について、一部修正を入れたり、板金部品もミスミではなくて業者へ発注を検討したりするため、久しぶりにCADを使っての作業となった。

設計案件のジグ設計が進んでいない、という焦りはありつつも、目の前のタスクをただこなすことに集中することにした。

見積回答待ちの板金とアルディーノ基板を手配する業者からの回答待ちの2件以外は、全て発注が完了。

想定していた原価33万円に対して1.5万円ほどコストダウンできているが、この先追加手配もあるだろうし、気を緩めない状況だ。

工数抜きでの粗利として15万円は確保したいところだ。

というのも、工数単価を5000円としたときに、15万円は30時間と想定できるため、一台当たり3時間で組み上げる算段であるからだ。

工数原価を含めた場合には粗利ゼロとなってしまうため、お客様にもそのようにお伝えしてギリギリの対応であることをアピールしているが、現状一人企業の状態では、粗利ゼロでも、それでよいだろう。

土木関連の対応と日程調整

土木関連の部品手配については、分納で15セット分を来週火曜日に納品していただく段取りとなっており、納品時に立ち会う予定をしている。

一週間前ということで、製作をお願いしている社長へ電話連絡をしてみると、既に加工は完了して塗装に出しているとのことで、概ね順調そうだ。

そんな折に、ロボット架台の組立依頼をくださっているロボットメーカーの営業部長から、立ち合いの同じ日に要元の大手家電メーカーとウェブ会議に参加して欲しい、という話も浮上してきてしまっている。

納品は午前中には完了しそうなので、午後立ち合いから午前立ち合いに切り替えて、14時には戻ってきてウェブ会議に参加できるように調整してみたいと思う。

転職市場の情報収集

昼の時間には、転職エージェントの担当者の方と面談をする予定を入れていたのだが、スケジュールに入れていなかったので、昼食中に開始の電話をいただき慌てて繋いで面談する運びとなった。

転職するつもりはないが、情報を入手するという意味で、活用しない訳にはいかない。

場合によっては、案件や業務委託に繋がる可能性もあるし、逆にこちらから求人をお願いする可能性もあるし、その辺りの転職市場感を聞いておきたかったのだ。

市場感としては、想像を超えることはなく、ただ単に転職する人が多くなってきており、起業もそれに伴って受け入れるようになっているとのことなのだが、一番気になっていたのは、受け入れる側の例えば人事部長クラスの人間ですら転職する時代の中で、長期的に雇用するという概念が崩れていないのか、という視点であった。

残念ながら、その点についても、現状では「ある程度の長期間は働いてほしい」という暗黙の了解のような状態で、雇用主と雇用者が結び付いている様子であった。

日本の製造業の巻き返しには人材の流動性は欠かせないと考えているので、人口減少で経済的にもものづくりは下り傾向にある中で、もしかしたら雇用関連の法律から変えていかないと、この坂道は昇っていかないのではないか、とすら思ってしまった。

例えば、エンジニアが月曜日と火曜日はロボットを、水曜日から金曜日は別の会社で自動車を、というように大手製造業の2社と労働契約を結ぶことは現状ではできず、やろうとすれば個人事業主や派遣労働者として2社の仕事をするしか方法がない。

1週間を二つのタスクを掛け持ちとなると効率も下がるから、それが例えば四半期ごとに入れ替わる、とか、レンタル移籍で一年後に戻って来るとか、流動的にならないと底上げは厳しいと感じている。

そんな部分にメスを入れることを考えても力及ばずなので、今は現状に憂うことはほどほどに、その中で自分にできることをやろうと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立