毎日更新 限定  起業日誌

624日目 株主に動きを見せよ

気持ちの整理と年内活動

あっという間に100万円を集めることに成功したのだから、明日から手続きを進めていかなければならないし、お土産事業も年内には一発何か報告をしなければ株主に示しがつかないだろう。

逆に、これから年末にかけては、新規案件を掘り起こしつつ、新規ビジネスの活動を活性化させることに意識を集中すれば、あっという間に2.5ヵ月は過ぎ去っていきそうだ。

  1. 株主へのレター作成
  2. メーカー等への見積再発行依頼
  3. 補助金の交付申請
  4. 支払用のカードリーダーの手続き

日本のモノづくりの衰退!?

今朝手配をしていた自動スイッチのデバイスを分解して動きを確認してみたのだが、回転式もスライド式もどちらも小型パルスモーターをマイコンでコントロールしているものであった。

なるほどAmazonサイトやパッケージに記載されていた「ロボット」という文字は、モーターを制御する、という意味合いが込められてのことなのだろう。

残念ながら、センサーが搭載されていないのだから、これらは「ロボット」とは定義できないものであるが、そもそも国際的に「ロボット」というものの定義が明確でない以上、どんな形であれ、堂々と「ロボット」と銘打って良いのではないだろうか。

さておき、マイコンを使って、小型モーターを制御する、というシンプルなテクノロジーをいとも簡単に量産してしまう中国に完敗である。

今、日本の企業の中に、マイコン制御で小型機器をスルっと開発できるメーカーがどれほどあるだろうか?

恐らく、大手が揃えたエンジニア集団でなければ設計できないだろうし、しかし安価なマイコンの中から一つを選択して商品をリリースするまでは根気がいるプロセスのように感じる。

一方で、中小企業のオールド設計者であっては、せいぜいシーケンサー制御をおこなうことが精一杯となっている現状では、この手の小さなデバイスを開発する能力は皆無だ。

一番あり得るスタートアップ系であれば、可能性が一番高いが、アルディーノやラズパイを使った試作からマイコンへの移行でつまずくことが想定される。

いずれにしても、今後の事業の方向性としては、一つ「マイコン」とそれにスマホ制御、というものも必須の時代になっていることも頭に入れておこう。

残件処理で手を動かせ

東京から移動してきた夕方からは、少し疲れていたせいもあって事務作業が進められそうにないコンディションであったので、一台修理待ちとなっていた温調デバイスの作業に充てることにした。

次の10台の受注が来るかは分からないが、その時に備えて配線写真やメモを残しつつ、バラしてあった一台を組み上げて動作確認まで完了させることができた。

アルディーノ基板が調子が悪そうな懸念点もあったが、組み直してみると何も悪くなさそうであるので、これはこれで一旦納品させてもらって、様子見をすることにしようと思う。

マイコンを使えばもっと小さく、もっと改善改良をしやすくなるのだろうが、現状のリソースでは、その作業を入れるのは難しい。

例えば、外注したとして、簡単な構成であってもマイコンの設計だけで100万円はすっ飛ぶだろうし、基板回路設計もままならない。

やはり、ものづくりという点においては、自社的にも日本的にも、全てが力不足と思わざるを得ない現状に、げんなりするが、先を見据えて、今できるリソースを最大限活かした事業活動にしていきたい。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立