転職ありきではなかった転職
「20年勤めた会社を思い切ってやめられたよね」とよく言われます。客観的にみたら確かに良く辞めたなーって思うのですが、自分ではどこかの区切りで、えいやって転職に踏み切った感じはなく、日々何か自分に変化を与えようと1年近くもがきつつ転職に至ったので、何となく転職したという感覚に近いと感じています。
ただ、パワーは使ったかなと思います。転職に対してのパワーというよりは、変化に対するパワーです。
別の言い方をすれば、固定概念にとらわれないようにする、ということなのですが、例えば、終身雇用、年功序列、学歴、そういったものを取っ払おう、という考えにたどり着いたのが大きかったと思います。
小学校から大学卒業まで教わってきたことは無意味だったと結論づけたり、40代に対する固定概念を取り払ったり、安定志向は辞めてリスクを取ろうとか、とにかく今まで考えもしなかったことをあれこれ考えるようにしました。
将来やりたいことをやるために、自由にならなくてはいけない、自由になるためには今どうしなくてはいけないのか、そう思うと変化をしていくしか答えはありませんでした。
結果的に転職をして、今は収入が激減して大変ですが、将来への希望という面では転職前とは比べ物にならないくらい無限に広がっています。
夢や希望を叫ぶ歌がありますが、実現できそうもなくて単なる嘆きの歌になるのか、実現させる確率を毎日少しずつ上げていける環境にいるのか、気持ちの面では大きな差があることを実感しています。
自分は何で稼げるのかを考えた副業
収入を増やしたいというところからスタートしたのか、会社を辞めてもいいくらいの収入を副業で、なんて淡い期待をしていたのか、定かではありませんが、副業で何かしようと考えるようになりました。
楽しいことよりも、できることで稼ごう、なんて言われますが、普通に本業をしていて、ある程度の役職について部下もいて、という中年の人にとっては、1円でも稼ぐことは途方もない道となります。
設計開発、モノづくりをしてきたので、何かものを作って売りたいな、と思って工作まがいのことをやってみたり、表札用のシートを作成してみたり、色々と試みはしました。
全く持って売れる見栄えのものでもありませんでしたし、仮に見栄えがよくてもどうやって売ればよいのか、それすらも分からなくてモヤモヤと試行錯誤してる時期がありました。
副業については妻も賛成で、将来は一緒に商売出来たらいいね、なんて今でも言っているくらいです。ただ、如何せん、売り場が分からない、商品も売れる商品を開発できない、という状況でした。
年も変わって2022年になる時に、このままでは何も変われない、と思ってブログを開設することにしました。それがこの、ゆうためブログです。
雑記ブログでは稼げない、というのが先人たちが皆言っていることなので、仕事、設計、散歩、なんてカテゴリーを作って始めることにしました。未だに広告すら載せられていませんが、とにかく続けることだと思い1月2月は記事を書いていました。
これでは収入が1円にもならない、ということで次はライティングです。ランサーズに登録してライティング依頼を受けることにしました。初めての副業収入は2000円程度受け取り、とてもうれしく思ったのを覚えています。
不思議なもので、たった2000円でも収入を得ると、なんだかやっていけそうな気になってしまうものです。単純な私は、これで会社を辞めても最悪何とかなると思い込んでしまい、転職活動を本格的に開始したのでした。
環境は変わってもできることは知れている
そんなこんなで、副業をするにしても今の自分への物足りなさから、転職をして色々な経験をしないといけないな、と感じるようになりました。
ブログにしてもSNSにしても、フォロワーになってくれる人が私に興味をもってもらうためには、私の経歴はいかにも平凡でありきたりでした。
かと言って、単に大手から中小企業に転職をしただけで何もことをなしていない私は、何か変わったのか?と言われると何も変わっていない自分がいます。
だからこそ、今の環境でコツコツと頑張るしかないと思っています。いつか花をさかせられるように地道にやるだけです。
20年働いていた会社を辞めた40半ばの中年が、10年後には描いた自由な毎日を過ごせているか、人生をかけた実験をしているところです。私がブログを更新し続けることで、このくらいの歳で方向転換するのがちょうどいいね、と言ってもらえる時代がくるかもしれません。
とりとめのない記事になってしまいますが、早く精度を上げた記事が書けるようになるようコツコツと更新していきます。