毎日更新 限定  起業日誌

656日目 出会いから雪だるま式に案件を

実質的な初来客を大切に

ラボ+アトリエを開設して、かれこれ2ヵ月が立とうとしてしまっていて、その間に何名か来社いただいた方々がいらっしゃるが、身内や取引先のデザイナー、ポスター掲載のバスケ選手、というように、いわゆる商談ベースでお越しいただいた方はいらっしゃらなかった。

そういう意味では、第一号の来社の方は樹脂の加工屋さんの営業マンで、今後どのような取引となるか分からないが、しっかりと対応をしようと待つことにした。

最近まで現場で作業をしていた職人の営業マンは、一通り会社の紹介をしてくださったのだが、こちらとしては初めてのお客様ということで、張り切ってモノづくりについての思いを語ってしまうこととなってしまい、少し反省をしている。

一つ、図面を渡していた加工品については、短納期であるができる限りの対応をしてくれる、という話で、商談後にすぐに見積メールを送ってくださり、その後電話やショートメールで必死に営業をしてくださった。

元々4000~5000円程度の加工費をケチって、あわよくば初回サンプルをという流れを期待していため、お断りを入れるつもりであったが、あまりの熱心さに折れてしまった。

多少のコストダウンはできたものの、価格については、期待外れに終わってしまったのだが、とは言え、どこでどのような輪が広がるか分からないこの世界で、これも一つのご縁と思って取引を開始することとした。

不発セミナーで頭は製作のことでいっぱい

午後は、あまり期待をしていなかったのだが、大手企業からスタートアップ企業へのリバースピッチイベントに参加することにした。

本屋さん、駅地下商業施設、撮影所と、どれもワンちゃんお土産ビジネスにつなげる何かはないかと模索をしたのだが、今回はどうも上手くいきそうな募集ではなかったので、見送ることにした。

直ぐに退席しても良かったのだが、最後までピッチは聞くことにして、要所は話を聞きつつ、頭の中では朝から考え込んでいた、スイッチユニットの配線について、過去の製作物の写真を見たりしながら、あれこれと構想を練っていた。

シグナルライト、ソレノイド、それにNG信号と、初歩的な配線についてであって、電気的な専門家がいればすぐに解決しそうな課題であるが、こうやって一人でChatGPTを相棒に解決させていかな刈ればならないのは、もどかしくもある。

土日の作業でケーブル製作ができそうなところまで、考察が固まったので、不発のイベントであったが、有意義な時間を過ごせたとしておこうと思う。

思い掛けないところからの紹介案件

商談の後に昼を挟んで向かったのは、商工会主催のデジタルDXの展示会だ。

小さなポスターブースのみの展示会であるが、出展企業が多いようなので、もしかしたら知り合いや新しい出会いがあるかと目論んでエントリーをしておいたのだ。

案の定、ITコーディネータ協会の方々や気になっていたレーザー計測の業者など、何名かにご挨拶をする中で、以前から知り合いとなっていたスタートアップ企業の代表に久しぶりにお会いしてご挨拶をさせていただいた。

近況を伝える間もなく、すぐさまに話を振られたのが、画像識別のカメラ導入の件で、ご紹介をいただいたのだ。

全く予期せぬ出来事に、最初は面食らったが、そう言えばこの社長は、いつもアグレッシブで、会うたびに紹介できそうな案件をこちらにパスしてくださっているので、またいつもの調子か、とも思いつつ、しっかりと引き受ける旨を伝えてその場を後にして、次のリバースピッチイベント会場へと向かった。

その際に、何度も着信があったのだが、帰りしなに折り返すと、何と、その紹介をいただいた業者の方から早々にご連絡をいただいていたのだ。

内容としては、バーコードの有り無しを判別するということなので、担いでいるキーエンスのカメラで全く問題なく対応はできそうなので、自信を対応できそうだというところから、堂々とお返事をさせていただいた。

「予算としては400~500万円とお客様に伝えますね」という言葉から、さらにユーザー企業があることと、想定しているより大きい額で受注が取れそうな雰囲気も出てきている。

週末という雰囲気も相まって、とても気分の良い帰り道となった。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立