毎日更新 限定  起業日誌

660日目 その手作業をオートに

急いでも知れている人の作業

今日は、モビリティのメンテナンス作業日であるため、午前中から前職の職場へ訪れる予定をしていた。

その前に、片づけておくタスクとして、連休中に対応できなかった中学生向けの教材ユニットの図面化とリスト作成をしておかなければならなかった。

朝のバタバタをひと段落させて、着手しようとしたその時に、土木事業の案件として、新規部品を作成し、至急手配をしなければいけない緊急連絡をいただいた。

大したことのない部品とは言え、図面作成に多少は時間がかかるもので、トータルで1時間以上はそのタスクに時間を取られることとなってしまった。

中学生案件については明日へ後回しするか、という思惑も一瞬よぎったのだが、やはり今日のうちに処理をしておこうということになり、図面4枚の作成とリストを整備して、お客様への報告までを済ませたところで11時を回ってしまっていた。

人ができる仕事は限られており、一人で全てを実行している現状においては、タスクをこなす時間というのはいかに切り替え早く、淡々と作業をするか、ということが大切であって、なおかつ、そこには、指数関数的なタスク成果が発揮できるものではなく、せいぜい足し算的な効率化しか有り得ない、ということも認識しておく必要がある。

「これだけしかできなかった」と一喜一憂するのではなく、淡々とこなして、次のタスクへと移ることが肝心だ。

ブランド力を改めて感じること

結局、昼一番からの作業ということで、前職の研究所に入ることになったが、どうやら14時から大勢のお客様が来るらしく、開場準備をされているところであった。

先週あたりに訪問した際には、スタートアップ系のイベントの一環で20人規模のお客様がこられていたが、今回は外国領事館界隈のご一行が同じく20名程来られるとのことであった。

大勢の人前でプレゼンをする創業者の立ち居振る舞いや言動はさすがのもので、人を魅了する何かを持たれている。

そして、20年以上続けている事業活動がブランド力を押し上げているということも確かで、内情を知っているこちらとしても、話を聞く際にはいつも「すごいな」と思ってしまう、不思議な魅力がある。

人にどう見られるか、その立ち姿や話し方というのは、事業のブランド力を上げるという面においては、とても重要なファクターであり、加えて、継続していくことやブレない方針などが、企業のイメージを増幅させるものなのだろうと、改めて感じたところだ。

小さな手作業を自動化 やってみよう

作業を終えてメールを確認すると、問い合わせフォームから手作業を自動化したい、というご連絡をいただいていた。

内容を読むと、先日、紹介しますね、と一報ご連絡を受けていた件のお客様で、ECサイト向け販売をされている袋へのラベル添付において、手作業にほとほと困っている、という内容であった。

問い合わせフォームへの連絡は直ぐに返信、その日のうちであれば電話を、というのが鉄則であるので、夕方ではあったがすぐに電話させていただくことにした。

「その手作業をオートに」と名刺に書かせていただいているが、はっきり言って、この手の現実的な引き合いとしては、初めてであろう。

そうとは言えず、あたかも実績が多くある風に会話を進めることができたのは、お相手の方が製造業には詳しくない、という面もあるだろうが、会社員時代から培った経験からくる、効率化や品質の平準化などの話が身に付いているからだと、改めて自社のブランド力はここである、ということを知ることができた。

小規模事業者ということもあるし、大きな予算をかけられない、というのは理解しているので、その点においては理解しつつ、最低でも既製品のラベラーをご紹介して導入いただくか、自作で製作で販売して利用いただくか、何かを提案していきたい。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立