現地訪問で感じた予想外の展開

つい3日前までは、日本の政治情勢などもあいまって、中国に対する考え方が偏っていたことは間違いない。

一方で、民間企業の状況は国対国とは違うことも理解していたし、中国製品が高品質になっていることも認識していたつもりだ。

その中で、行く前に、ここだけはしっかりと見ていこうと思っていたのが、「生活における自動化の進み具合」と「生活に浸透している国の影響力」の大きく2面があった。

自動化については、確かにスマートアプリを筆頭に非常に進んでいることは分かったが、券売機が故障していたり、エスカレーターの動きが悪かったり、品質面においては、まだまだ日本のそれとは差があることが分かった。

空港やショッピングモールのほんの一部しか見ていないだけであるので、微妙ではあるが、お掃除ロボットやサービスロボットなども、そこまで浸透している気配は感じられなかった。

街中については、予想以上に綺麗で安全であることが、一番の驚きかも知れない。

何でも、そこら中に監視カメラが設置されているとのことで、そのせいもあって、犯罪は極端に減ったらしいし、自動車も8割以上が電気自動車であったので、空気もすごくきれいであった。

置き引きなど考えられないので、打ち合わせの際に荷物も平気で置きっぱなしにできるし、夜中に女性が一人で自転車に乗ることも全く安全ということで、安全面もひょっとしたら日本以上かもしれない。

そう思えば、歩きたばこは全然OKであったり、電車やエレベーターでの出る人優先が徹底できていなかったり、モラルが低い面も残っていて不思議な街でもある。

きっと、根底にあるのは、人にあまり興味を持たずに、自分だけがよければよい、という、すごく根底に流れる何かが表面に出てきて、それが良い面に現れているのだろうと結論づけている。

聞けば、若者を中心にすごく仕事にも熱心であって、学歴社会という点にもつながるのだが、激化する競争の中で勝ちぬいた人が上海に集まってきているとのことだ。

また、割と親日の人も多いということも聞くので、ひょっとすると、他人に関心がないことと同等に国にも関心がある訳でもなく、愛国心や反日という感情も是々非々で捉えているのかもしれない。

とにかく、いい意味で裏切られ、近いという面もあるが、是非とももう一度行ってみたい都市の一つの候補になったことは確実だ。

アジアビジネス構想

これまでの人生で、韓国、台湾、ベトナム、上海とものづくりを通して、現地の人と交流を持つ経験をしてきた。

いずれ、自社開発の製品を販売することになれば、これらの地域から、知り合った細い糸を伝って、工場生産するようになることは間違いないだろう。

マレーシアやタイやインドネシアも、ひょっとしたら視野に入れてビジネス構想を練ることになるかも知れない。

物価レベルの格差が無くなってきている状況においては、海外生産はメリットとならないため、あと数年の間が勝負となる。

逆に、海外販売を検討するにあたって、その分だけを現地生産する、というビジネスモデルになる可能性もある。

いずれにしても、アジアを絡めた事業展開ということは、成長の一つのピースとして、ポケットにいつもしまっておくことにしよう。

偶然の再開と事業拡大

先輩の家で朝マックを済ませ、9時にタクシーに乗って空港についたのが10:30、出発の手続が済んで11:00、登場開始が11:45と、あっという間に上海を飛び立つこととなった。

それでも自宅最寄りの駅に着いたのが日本時間の18時前であるから、ほぼ丸1日をかけて帰国したこととなる。

初日も同じようなものだから、実質1.5日の弾丸出張であったが、得られた情報や人脈がなかった訳でもないし、今後の事業活動に役立てるかどうかは、行動次第である。

「なんて日だ」と思うような出来事として、地元の駅で元同僚の定年を迎えた先輩に4年ぶりに遭遇した。

これも何かの縁であろうか・・・、今後のビジネスに結び付けたいと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立