人格者の社長でも給料は渋る
中小企業に入社して早くも3ヵ月が経過しました。大手より不安定と聞くけれど本当のところはどうなのか、ということをよく聞かれます。
会社によるかと思います。私が入った会社は幸いにも売上・利益とも好調のため、すぐにつぶれるという心配はありません。収入については、実績を積んだ段階で直接社長に交渉したいと思います。
とは言え、何か月も先まで給料を支払えるような内部留保を抱えている中小企業は多くはありません。できる限り人件費を抑えておく、というのはどんなに好調な時にも社長の思考の中から離れることはありません。
言葉は悪いですが、社長はケチな人が多いと思います。大盤振る舞いする社長が経営する会社は長続きしない傾向にあるとも言われます。生き残っている会社の社長はケチばかりだったともいえるかも知れません。
実績も作らないといけない
ふと3ヵ月の手帳メモや交換した名刺を見て、自分はどういう点で成長したかを問うてみましたが、残念ながら仕事面においては、これと言って明確に変化したところはありませんでした。
むしろ、今までは分業制で特定の分野の仕事を深く追求していたのに対して、中小企業では何でもやらないといけない、という点では逆行してしまっている感じすらあります。
しかし、全ての経験が独立したときの肥やしになると考えて、何でも前向きに対応しています。
4ヵ月目に突入したら、いよいよ売上という実績を残さないといけません。仕事の流れ、得意先の状況、会社の内部外部の状況は概ね捉えられるようになってきました。
稼ぐためにはまず、お客様と接する機会を増やさないといけません。お客様の声を聞いて悩みを解決させる、そのためには、まず第一にアポイントを取れることです。
引合いの数を増やして受注獲得率を上げていく、これがオーソドックスなやり方です。
現代のマーケットでいけば、WEB問い合わせをうまく利用すれば圧倒的に問い合わせが増えます。足を使うこととWEBを活用すること、この2本立てで実行をしていきたいと思います。
入社当時と比べると
無料で使えるアプリやソフトが多いため、大手企業と中小企業の差はほとんどなくなってきているというのが一番の感想です。
大手の場合には自社開発のシステムを使わないといけないという縛りがあったりするので、むしろ、中小企業の方が、自由にツールを使えたりするので働きやすいとも言えます。
また、社内承認も社長一本なので、大手で何人もの部長にお伺いを立てて事を進めていた頃と比べると圧倒的にストレスがありません。
何と言っても、将来独立に向けて毎日が修行のようなものなので、仕事が全く苦ではなく、自分の仕事だけでなく、周りの人の仕事も含めて、全ての業務を目に焼き付けているような状況です。
一番の変化は、独立に向けての不安が日々なくなっていることだと思います。いつでも辞められるように準備をしていこうと思うようになったのが、この3ヵ月間の収穫かも知れません。