ポジショニングマップ
マーケッティングのフレームワークの一つに、ポジショニングマップというものがあります。判断材料となる要素を2軸に設定して競合との差別化をはかったりする際に使われるものです。
生活の中でも使って家族の話題にできたりするので、紹介したいと思います。
昨日、子供の友達家族と夕食パーティーをしている際に、から揚げがおいしいねという話になりました。
そこで、から揚げの要素となる2軸を設定して会話を広げることにしました。一つ目の軸が硬さです。しっとりが左、パリパリが右というように横軸を硬さに設定しました。
縦軸を色に設定しました。上が茶色で下がゴールド(黄色)です。
すると、パリパリも好きだけれど、からあげくんはしっとりだけれど美味しいね。と子供が言い出しました。
色については、どうやら味付けが関わっているようで、しょうゆベースの味付けにするか、だしベースの味付けにするかで変わってくるため、ママさんたちが好みを言い合っていて面白いなと感じました。
人は2つに分けることが好き
どうも、人は白か黒か、右か左か、2極化するのが好きなようです。複雑な設定は頭が絡まるので、2極化の2軸がちょうどよいのでしょう。
ワイドショーなどで話題となっている、ゴシップネタや政治ネタなども、正義と悪、正しいと間違い、というように2極が設定されたうえで議論されていることが多いことに気が付きます。
世の中、すべてが2極化なんてあり得ないのに、そう思いながらも、ではうまくグラデーションで表現できるかと言われると難しく、大体の話題が2極を設定することで話がまとまっていくものなのです。
何かを動かすときに使うのは〇、動かされるときは注意
ポジショニングマップはマーケッティングの手法であることからも、人を動かすときに有効な手段なのだと思います。
逆に言うと、2極化2軸で説明されているときは、動かされているなと考えた方がいいかもしれません。世の中そんなに単純ではないのですから。
ただし、自分で自分を動かす時には、2極化の極端な方に振って動かした方がいい、ということも覚えておくようにしたいと考えています。
何事もバランス重視でやってきた私が中途半端であるのがいい例です。客観的なコントロールが必要な時にはバランスも大切ですが、何かを動かす、自分を動かす時には、極端に振れた方が行動力が備わるのです。
自分への戒めと思ってこの記事を残したいと思います。