大手企業で働く≠目標達成のルート

長く働けば働くほど抜け出せない

40歳過ぎてからの転職は、思っていた以上にエネルギーを使わないと実現できないようです。

私は既に転職してしまったので、何なら今の会社も明日辞めろと言われたら辞められてしまうくらい身軽になっています。

身軽というのは、おそらく気持ち的なものであって、本当に何か背中に重たいものを背負って生きているわけではありません。

社会人も１０年、２０年と同じ会社に勤めていると、居心地がよかろうが悪かろうが、他の会社で働くくらいなら今の会社の方がいいという風になるものなのです。

よっぽどの動機やきっかけがないのならば、転職に踏み切ることはできないでしょう。

特に、４０歳を過ぎて家庭を持っている人ならなおさらでしょう。

収入が上がればよいでしょうけれども、必ずしも上がるとは限りません。新たな職場でストレスを抱え込むリスクもあります。

シミュレーションすればするほど転職から遠ざかっていってしまうのはすごくわかります。

とりわけ、パートナーの理解がないと動くことはできないと言えます。

私の場合は、大手から中小企業への転職で収入は減るというところからのスタートです。生活費を見直し、無駄遣い贅沢をしないことを決意して、妻にもその姿を見せていくことで転職に踏み切ることができました。

共働きの世帯にとっては、片方の収入が半減することは生活上耐えがたいことかも知れません。

しかし、共働きとは言え、年功序列や終身雇用がこの先どうなるか分からない状況で、二人して転職もできないくらいガチガチの大手企業でサラリーマンをしていたら、その状況がリスクでしかないと感じるのです。

大手企業を辞めたからには、少なくとも企業に残って役員まで昇りつめたことを想定しても、それ以上の生涯収入を稼ぎだそうと考えています。

実現できるはずがない、そう思う人もいるでしょうけれども、大手企業で役員に昇りつめるよりも確率は高いですし、社内政治という理不尽な体験をしなくて済むだけストレスもありません。

大手企業、いわゆる上場企業は日本に１万社もありません。それに対して、企業登録されている会社は４００万社あります。

会社で出世し続けるよりも中小企業の社長になった方が、裕福な老後を迎えられる確率が高いだろう、本気でそう思っています。

また、大手企業にいると、自分の持ち味を十分に発揮できない中間管理職としての無駄な時間をこの先、大量に浪費し続けなくてはいけません。

それに対して、独立してしまえば、目標設定を立てたら、ただひたすらにコツコツとできることを積み重ねる、それをするだけになります。

とにかく、豊かな老後をあと数年で掴んでやるぞ、そう思って妻と二人三脚で頑張ろうとしている今日この頃です。