儲けるとこと慈善のバランスがよい
自分で事業を立ち上げて軌道に乗せている社長は、とにかくワンマンが多いです。
何もリスクを冒してまで事業を立ち上げる必要のない、数ある選択肢の中で会社を立ち上げるのですから、オラオラ系の社長が多いのは当然です。
そして、とにかく儲ける話が大好きで儲け方が上手です。儲けることが好きではなければわざわざ事業を立ち上げることはしないでしょう。
単なるお金好きでは終わらずに、軌道に乗せて安定した会社経営をしている社長は、お金儲けだけでない何かを持ってバランスを取っていることが多いです。
それは、慈善事業であったり、社員教育であったり、お客様のために時には無償で対応する姿勢であったり、慈愛の精神を持った活動が伴うことです。
いやらしいお金儲けの精神が事業立上げのパワーだとすれば、慈愛の精神は事業を継続するエネルギーなのかも知れません。
逆に、お金儲けだけに突っ走って、バランスを取れていない企業は長くは続かない傾向にあるような気がします。
お客様もライバル!?切磋琢磨が上手い
事業を立ち上げたことのある社長は、孤独です。自分で何でも決めないといけないからです。
従業員を雇っていても、どこか信用できないところがあるのか、全てを社員に任せるといったマネージメントをする社長は多くありません。
一方で、社外には仲間というかライバルというか、同世代の同じような境遇の社長と切磋琢磨している人が、事業を継続できている傾向にあります。
時にはお客様であっても、ライバル視をして技を盗んでいるものです。
そうかと思えば、お互いに社長同志助け合って、取引先を紹介したり、注文を出してみたり、付かず離れずの関係性を保つのが上手です。
社長は好きな人としか仕事をしなくてよい、と言われますが、その通りで、自分の利益、相手の利益になるような相手としか取引を結ぶ必要がないので、必然的に良い関係性になっていくのでしょう。
淀みがなくピュア
事業を継続している社長はとにかく心がピュアです。ということを意味しているのではありません。
時代の流れとともに、やり方や考え方は流動的に柔軟でなければ長期的に安定した経営ができないという意味です。
時には最新の情報も必要になってきます。
「我々の時代に比べて今の若者は、、、」なんて言っているのはひと昔前の社長です。
現代の社長は、何でも新しくて良いものは取り入れて、古いこだわりは捨てて、常に考えに淀みがなく、ピュアな精神が必要なのです。
もし、古き良き時代に憧れてこだわりを持ちたいのであれば、ビジネスではなくプライベートで堪能すればよいわけです。
とにかく仕事に関してはピュアな精神、まさにローリングストーンで対応していこうと私も強く感じている次第です。