仕事・転職

時代と共に変わる手段と変わらない目的

キングコング西野さんがYouTubeで「目的と手段」について語られる動画があります。

「ひな壇芸人をやめます」と言ってバッシングを受けていた頃もありますが、絵本作家、個展、劇場、映画、書籍などで活躍され、今となっては、誰もバッシングする人はいないのではない、オンリーワンの地位を確立していると言ってもいいのではないでしょうか?

この動画の話と私が転職から独立までに考えていたことが似ていると感じましたので、紹介していければと思います。

目的は「アイデアを形に」

私が就職活動をした時代は、まだまだ日本のものづくりは世界に誇るものがあり、プロジェクトXというテレビ番組でも、よくものづくり秘話が紹介されていました。

そんなこともあり、「自分のアイデアを形にして世の中で使ってもらえるものをつくりたい」という、人生の目的といったら大袈裟ですが、やりたいことを見つけて就職活動をしたものですた。

ものをつくるにしても、設備もなければ資金もない、であればメーカーに就職するしかない、何も疑わずにそう考えて、メーカーに就職しました。

この辺り、「人を喜ばせたい」という目的をもってお笑い芸人をめざす人と似ているのかな、と思います。

より多くの人を喜ばせるためには、テレビに出る芸能人にならなくてはいけない、という固定概念と、より多くの商品を作るにはメーカーで働かなくてはいけない、という固定概念が、よく似た構造になっています。

テレビに出て、ひな壇芸人から冠番組を持つ、というドリームに比べたらちっぽけなものですが、私も、一設計者から製品のプロジェクトリーダーとなり、ヒット商品を開発したい、そんな夢を描いていました。

時代とともに変化する手段

よく考えると、決めた目的に対して、手段だけが独り歩きしてしまっていて、いつしか目的の達成ではなく、手段の達成を目的としている、というのが、ひな壇をめざす芸人が葛藤していることのようです。

これはいかん、もっと、違う世界に飛び込んで、「人を喜ばせたい」という本来の目的を達成するために動かなければ、と行動に移したキングコング西野さんの活躍は紹介するまでもないでしょう。

目的に対して、どんな手段があるのか、情報が今ほど豊かでなかった時代では、手段が目的化してしまうのは仕方ないことです。

しかし、今は全ての情報をインターネットで、世界中の人が平等に入手できる時代なのです。

広告収入をもとにするテレビから活躍の場を広げたキングコング西野さんのように、私もサラリーマンから独立しフリーランスとなって、色々なことにチャレンジしていきたい、そう考えるようになりました。

ものづくりも、ECサイトや副業エンジニア、クラウドファンディングなど、様々なツールを活用すれば、大きな資源や資金がなくても、そこそこ結果を残せる時代になってきていると感じるからです。

高度成長を支えてきた先輩方を否定・批判するでもなく、常に今の時代に合った働き方を選んで生きていこう、そう決めるようにしました。

結果を残す

これからは、こんな時代だ!と言い続けて発信することも大切ですが、大きな時代のうねりの中で、一番説得力のある説明は結果を残すことだと、キングコング西野さんは結論を出されています。

私も、45歳定年制が世間で騒がれたときに、はたと気が付いて、コツコツと行動して、独立まではできました。

しかし、これからは結果を求めて活動していきたいと、一層身が引き締まる思いです。

結果とは、すなわちお金であり、売上・収益、を指します。

1年後に「やっぱりダメだったからサラリーマンに戻ります」とならないように、これからも、毎日コツコツと事業活動を進めていきたいと思います。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立