仕事・転職

人を羨むマインドはNG

「有名人が立ち上げる事業」への批判

オリジナルブランドを立ち上げたり、飲食店をオープンさせたり、有名人が事業を立ち上げたという話題があると、一般人から「有名人はいいよな、知名度があるから」という妬みとセットで見聞きすることが多い気がします。

SNSとかヤフコメとかが浸透した現在では、妬みから批判に発展しているようにも感じます。

頑張って有名人になった人ならばまだしも、二世タレントや二世議員に対してとなると、そのバッシングとやらは過激なもので、興味のないこちら側も嫌な気分になったり、「二世でも頑張っている人だな」と考えたり、「この人はその通り、親のすねをかじってけしからん」と、一喜一憂してしまうものです。

芸能ネタやゴシップネタに一喜一憂するのは時間の無駄、普段から見ないようにすること、気にしないこと、というのが一つの答えにもなるのですが、転職した際に「羨ましがられる側」と同じような気持ちになる場面と遭遇したので記事にしてみました。

恵まれた環境は羨ましがられる!?

大手から中小企業に転職をした際によく言われたのは、「お前の環境がいいだけだよ」という言葉です。

最初は、「小さい子供もいて、よく冒険できたね」と褒めたたえられるのですが、共働きで、何なら妻の職業柄、それなりに安定した収入を見込める、という「家庭の経済状況」を伝えた瞬間に、手のひらを返したように、環境を羨ましがられるのです。

「そうかも知れないけど、それなりに努力もしたし、妻にも大きな協力をしてもらっている面だってあるのだけどな…」と、心で思っても、言い返すことはできませんでした。

この、人から自分の環境を羨ましがられる、というのは、冒頭の、有名人への批判に通ずるものがあると思っています。

言われた方の立場からすると、生まれや育った環境ならまだしも、ある程度自分で選択できた環境に対して羨ましがられても、、、と思ってしまうものです。

思い切って、20年勤めた会社を辞めた今なら胸を張って言えるのが、「この瞬間から未来の環境は自分で作っていくもの」であるということです。

カッコよい言い方にはなってしまいますが、実際にやることは、目の前のできることを一生懸命にやること、それを積み上げること、が大切で、その振る舞いは、別段カッコのいい姿ではないというのも理解しつつあります。

転職から独立に必要なマインドは?

かく言う私も、田舎ヤンキーに囲まれて育ってしまったので、その気質が抜けず、「もっと都会に生まれていたら・・・」とか「私立学校が近くにあったら・・・」と運命を恨んだ時期もありました。

育った環境は選べない、というのは諦めもつきますが、やはり、現在の環境は、ある程度自分で選んだ道であるはずです。

もっと言えば、今の環境を把握して、今から選ぶ選択は無限に自由であるはず、そう思って独立をめざして転職を繰り返すようになりました。

人は誰しも良い面、悪い面があるのと同じように、会社にも良い面、悪い面が必ずあります。

悪い面ばかりが気になる体質の人は、今ある環境や自分自身の良い面を見つめなおして、今この瞬間から自由に選択できる未来を少しずつでも良い方向に向けるように心がけてみるのも良いではないでしょうか?

コツコツと小さな選択を繰り返していくうちに、想像もしていなかった未来に近づいていくもの、そう信じて、前向きで健康的なマインドを持ち続けていきたいと思っています。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立