965日目 何とか二合目も通過
一日対応の2回目デモ
前回はこちらで車を出して元同僚のお客様を助手席に乗せての移動であったが、今日はその前職の社有車にて、同じく別の元同僚の運転で岡山まで向かうことなった。
雨の場合には走行せずに、装置を置いてくるのみ、と想定をしていたが、小雨程度の天候であるため、走らせてみよう、ということになり、ドキドキしながらも2回目の走行テストを実施した。
前回と異なるのは、走行方向を逆にして重心を前にしたことと、草除けパーツを付けたこと、培土器の固定をバネで持たせることにした3点であり。
ぬかるんだ畑ではクローラーのゴムとの相性もあって、多少スリップする現象を確認できたが、そこはユーザーの農家様もご理解していただけた。
さっそく、実際にニンジンが植えられた畝を20Mほど走行することにもなり、久しぶりにドキドキが止まらなかったのだが、第一声としては「いい感じです」というコメントをいただけて胸をなでおろした。
この瞬間の為だけに設計者としてのやりがいがあり、冥利に尽きる、という部分であるが、この後、長く使っていただくためには、様々なご意見や厳しいクレームもあるわけで、一つ一つ、できる限りの対応をしていくしか方法はない。
その過程においては、心象的にも金銭的にも、良くないことの連続であるのは分かっていて、そこが製造業としての負の部分で、正の部分を大きく上回ってしまうところを、どうやってカバーするかも今後の課題だ。
逆に、けん引する器具を色々と開発できれば、他の用途でも使えそうなのに、作ってくれる業者がなく困っている、というお話もいただけて、コストは度外視しても、何か役に立てることがあれば、設計しようかと思わせてくれるコメントを多くいただけた。
とにかく、今日は大きなクレームもなく、状態で帰路に着けて一つホッとしている。
時間の使い方で思うこと
行きはキャラバンの後部座席で、ひたすら外の景色を眺めて過ごす3時間であり、できることは簡単な調査やスケジュール確認程度でモヤモヤする移動であった。
無理やり2台の車で行くこともできただろうに、お客様から足元を見られて、車に同乗することを前提に予定を組まれてしまったことを少し反省もした。
社長としての年間の給料を1000万円と仮定し、それを日当に割り当てると3万円程度、時給にすれば3000円~4000円と言ったところだろうか。
今日であれば、自車で移動すれば、その時間にイヤホンで情報収集はできただろうに、また、デモ走行の後に付き合わされた田んぼ撤収作業の待ち時間4時間も浮いたはずで、それを時給換算すれば1万5千円~2万円くらいになる算段だ。
経費と比較しても、車を出した方がよかったかも知れない、という判断もできたはずで、そろそろ時間を大切にした事業活動もできるようにしていきたいところであると感じた一日であった。
他社の活動から学ぶこと
ムダな時間を過ごしたと思えばそれまでであるが、参考にならない他社の失敗行動を見て、自社に活かすということはできるはずである。
元同僚と帰りの車内で色々な話をする中で、相変わらずの前職の事業活動に呆れる一方で、20年に渡って生き延びたブランド力というか、未だに年数件でも大型案件の引き合いがある部分においては、参考にする面もある。
株主を引っ張って来るにあたってはブローカーのような仲介者が必ずいる、という話は真似をするかはさておき、参考になる話の一つだ。
大きな売り上げもなく、事業活動を長年続けるには、多額の資金が必要であるが、その大半を株式発行で賄っているのだから、大したものである。
とにかく経営者として、大きなストーリーを語って、それにお金を出してもらうという流れを作れていることにおいては、ぜひ参考にしてもっと取り入れるべきセルフマネージメント力と言えるだろう。
その集金力とは裏腹に、期待に応える力というのが不足している部分については、全く参考にしてはいけない訳で、反面教師の何者でもないところであって、今さらながらに強く思う次第だ。
